将来様々な仕事が自動化されたら、できる仕事がない人が増えると思います。それは理不尽なことだと思います。

Question

将来様々な仕事が自動化されたら、できる仕事がない人が増えると思います。それは理不尽なことだと思います。そういう人たちは働かなくても生活できる世の中になれば良いと思うのですが、実際どうなるんですか？

Answer 1

そんな理不尽なことでしょうか。電話交換手、エレベーターガール、蒸気機関車の火夫など、かつて存在したが技術の進歩に伴ってほぼ消えた職業は結構あります。

1980年代に登場したワープロや1990年代に普及したインターネットによって仕事のやり方は大きく変わり、パソコンを使えない（使い方を覚えられない）中高年は役立たず扱いになってしまいました。最近はその世代があらかた引退しきったのでもう言われなくなりましたが。

いつだって技術の進歩に伴って仕事を失う人はいます。最近大騒ぎされているのは、人工知能の進歩に伴ってそれがより大規模に、かつ、今のところ高給取りである職種にも発生すると予測されているからですが。今までの歴史からみて何か本質的に異なることが起きるわけではないと思います。

先日読んだ新聞記事では、人間の仕事は２極化すると予測されていました。ひとつは機械にもできることを機械より安くこなす仕事です。もうひとつは、機械にはできない創造性の高い仕事です。

もっとも、さほど創造性高いとは言い難い接客業だって、人間と見分けがつかないアンドロイドが登場するまでは、心のこもったサービスは人間が担うことになるでしょう。今でも回転寿司屋にはタブレット端末による注文システムがありますが、高級な寿司屋には導入されません。板前とのやりとりまで含めてのサービスだからです。