退職金制度のない企業ってあまり業績がよくないのでしょうか？ それと社会人として働く上で退職金はひとつの楽しみなのでしょ…

Question

退職金制度のない企業ってあまり業績がよくないのでしょうか？
それと社会人として働く上で退職金はひとつの楽しみなのでしょうか？

Answer 1

○退職金制度のない企業ってあまり業績がよくないのでしょうか？
●退職金の目的には、
＊賃金後払い
＊功労報償
＊老後生活保障
等が考えられます。

また、退職金制度の必要性ですが、
＊企業側からすると、
・世間並みの労働条件を設定する
・従業員の引止めに役立つ
・退職後のトラブル回避に繋がる
・従業員の不正防止に寄与する

＊従業員の視点からは、
・老後生活資金
・転職などの一時資金
・将来の安心感
・定期預金意識
などが考えられ、このために安心して仕事に打ち込めるのです。

なお、退職金の支給については、日本においては広く行き渡っている制度ですが法定された制度ではありません。
ですから、退職金制度を設けなくても違法ではないのです。
最近は退職金制度を導入していない、もしくは退職金制度を廃止した企業が増加傾向にあります。

従って、退職金制度がない企業でも、その分を給与で支給しているとすれば、業績が悪いとは言えません。
返って、社会保険などの会社負担が増えるので優良企業と言えるかも知れません。

○社会人として働く上で退職金はひとつの楽しみなのでしょうか？
●退職金は、老後の生活資金、転職などの一時資金、将来の安心感などの役割があります。
当然、その役割の中には「楽しみ」が含まれると思います。

Answer 2

そうとも限りません。例えば公務員などは給料を低く抑えてあったりしても、退職金はべらぼうに高い場合があります。
こういう制度ですと、職員は若いころはあまり新しい提案をして目立ったり、冒険をせず、事なかれ主義に陥り、
無事安泰な老後ばかりを目指すようになります。

在職中である今、フルに実力を発揮してもらおう、そしてそりれに対してはその時々で報いていこう・・という発想ですと
むしろ在職中の支払を重くし、退職金を設けないベンチャー企業なども多いです。