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国立医学部の5年生です。将来の進路について質問があります。

国立医学部の5年生です。将来の進路について質問があります。医者の過労死、医療費の縮小、AIの台頭など、将来医者になる身の自分としてはあまり聞きたくない情報が最近立て続けに耳に入るせいか、自分の将来について漠然とした不安を抱かざるを得ません。 そこで、現役の医師の方々に質問したいのですが、今後時代が変わっても収入が安定している、もしくは収入が増えると予想される科はどこがあるでしょうか?しかし、たとえ収入が多めでも極度にQOLが犯される科は正直避けたいと思っています。また、専門医制度も2017年から改正されるみたいですが、今度医者として安定した収入を得ていくためには、どのような身の振り方をしていけばいいのでしょうか? 医学部入学を考えた理由に将来の安定と収入を考えなかったかと言うと嘘になります。 しかし、その分人一倍努力してきた自信はあります。できればその努力に見合う報酬を将来得たいと考えてしまうというのが、正直なところです。 そんな心持ちで医者になってほしくない!という意見の方々もたくさんいるでしょうが、今はできればそのような反論はやめていただければ幸いです。動機がどうであれ医者を生業として生きていくと決めた以上、仕事には一生懸命打ち込むつもりでいます。

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回答(5件)

  • ベストアンサー

    こういう話をするとき 大事なのは将来的な見通しを持つこと とくにこの国にあって医療を考えるなら国の示している中長期的な方向性を踏まえることです。それがなければ将来的に有利なものなんて話のとっかかりにもなりません。 あなたが挙げている「専門医制度」ですが、これまで国は学会の主体性に任せてきました。医療事故などを鑑みてと、さもとってつけたような理由で介入してきましたが、これには目的がしっかりあるんです。専門医制度を押さえる=専門医の供給を押さえる=専門医により高い社会的価値を与える代わりに制限を設ける こういう意図です。同様に周りをながめれば、看護師をみても認定専門看護師、特定看護師制度など全部1方向を向いています。最大の政策、病床再編というものが目に付くはずです。ここでの共通項は「急性期病院超急性期病院の大幅な縮減」です。国は報酬に関してはトータルで切り捨てたい。2025年問題を目前に控えていてその後の税収確保が困難な時代を見据えて(労働人口が減る=税金が減る)医療の健全化を図ることは急務だからです。これは介護領域とも連動して行われる政策です。 国はほとんどすべての医者が専門医を目指し研究を行い先進医療に手を染める…この状態を変えるように考えています。具体的には先進医療を行い救命救急を担う「超急性期」病院とそれの劣化版である急性期病院。ここまでが今までの基幹病院です。それにつながるのが一昨年で来た「地域包括ケア病床群」、ここで大量の患者を効率よく捌くことを求めています。回復期ケアはいうまでもなく、療養型はより介護に近い立場への移行を考えています。老健とのすみわけはじめ場合のよっては統合もありえます。そして民間の老人関連収容施設群の充実です(税投入せず老人の財産を吸い上げさせて市場に開放します)。 ______________ ここで改めてあなたの希望を確認します。 >今後時代が変わっても収入が安定している、もしくは収入が増えると予想される科はどこがあるでしょうか? 上記を見ればわかりますが、「科」ではなくあなたが籍を置くつもりである病院の立場で大幅に変わります。現状でも大学所属が労働負荷に比べて薄給であるなんてことは常識でしょう?それで脳外が良くて皮膚科は違うなんてことありませんよね?同様に外の求人をみれば、科目なんてほぼ関係なく「病棟を見る」「手術をする」「外来 をする」「当直をする」こんな項目で給料が大きく違うのも知ってませんか? つまり、これを考える場合には「科」ではなく前述した場所でどこに籍を置き、医者として全うするかを決めることが最初なんです。開業するのであれば末端開業医としての向き不向きから考えることとなる。 >たとえ収入が多めでも極度にQOLが犯される科は正直避けたい この時点であなたの選択は、超急性期(大学含む)急性期(地域基幹病院)は含まないことがほぼ決定します。人が死んだ際に責任を生むような環境はQOLをとことん悪くするのは当たり前だからです。また名誉を求める相手に金は降ってきません。希望者が多ければ当然薄給のままなんです。将来的にもこれらの病院の実働部隊は薄給のままです。給料を上げなくても飛び込んでくる「虫」がいっぱいいるのに上げる必要がありません。現状でも回復期の医師はほかに比べると給与は安く設定されています(外来見ないし当直もほとんどない。病棟も手がかからない。などの理由から)より安楽で手のかからないところにということであれば療養ですがこれは将来的には介護分野に吸収される可能性が否定できません。認定専門特定看護師からあぶれた看護とセットで送り出されるんです。給与はある程度ですがほとんど医者としての機能はなくなると思います(つまり高齢医者でもOK)。地域包括はいわゆる地域の医者をしつつ上流から落ちてくる患者の受け皿です(ということはそもそも死んで問題のない患者しか来ないということですから訴訟リスクが低い=QOLが保たれるということです)ある程度医療を必要としますがその点で明らかに急性期と異なるわけです。ただし絵図面を見る限りではかなりの患者を捌く能力は必要です。 ________________ ここまでを踏まえて初めて結論です。 地域包括ケアで求められるスキルと将来的に現在の療養(の行きつく先)で安定して職を得られること。それを考えれば ・一般内科+消化器、循環器、呼吸器などのメジャーサブスぺ ・老人内科 一般内科 訪問診療 などの在宅関連内科 ・精神科(認知症)+一般内科スキル このあたりが一番適していることが分かります マイナーや外科を選ぶ場合も最終的な位置を選んで対応すればそれはかないますが リスク考えれば積極的な意味での外科手術をする、老齢以外を相手にする科は原則回避するべきです 専門医資格については最初の15-20年は維持するかとは思いますがそれ以後はたぶん無用になります。 個人的な見通しなんで適当に受け取ってくださいね

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  • 別に医者が特別な仕事じゃあるいまいし。一生懸命仕事に打ち込む必要はない。 今どき、医者なんて単に医師免許を持ったサラリーマンだよ。マニュアル化された現代医療の場では、個性も熱い思いもいらない。QOL重視派のキミなら、早かれ遅かれこの事実に気づいて堕落した医者の道を歩むと想像する。 ただし専門医取得までは化けの皮をかぶって頑張るのです。そのためには医局にも入らなきゃならんし、肩書と能書きだけの指導医にゴマをする必要があります。専門医取ったらフリーになって、医師としてのプライドを捨て、金儲けに走ると良いと思います。そういう生き方もあると割り切ることができればね。ある意味で医局社会からの解脱ともいう。 この場合、科の選択なんてさほど重要じゃない。どの科でも資格と利権に群がってくる者たちはいるし、そういう者と持ちつ持たれつの関係になれば、望むものに近い収入は得られると思いますよ。

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  • >国立医学部の5年生です。将来の進路について質問があります。 医者の過労死、医療費の縮小、AIの台頭など、将来医者になる身の自分としてはあまり聞きたくない情報が最近立て続けに耳に入るせいか、自分の将来について漠然とした不安を抱かざるを得ません。 入学してお分かりになったと思いますが、医師の仕事は病原菌と排泄物にまみれての肉体労働、睡眠時間も削り、死ぬまで奉仕するのが現実です。 更に、社会全体が医師を敵視しており、問題がなくても罵倒され、最悪億単位の訴訟まで起こされることもまた現実であります。 更に更に、新専門医制度を利用した医師の強制労働や、強制配置も計画されており、医師の人権自体軽視されているのが日本という国です。 将来に対して不安に感じるのは、けだし当然でしょう。 >そこで、現役の医師の方々に質問したいのですが、今後時代が変わっても収入が安定している、もしくは収入が増えると予想される科はどこがあるでしょうか? おそらく産科(不妊治療を扱う)くらいしかありません。 >しかし、たとえ収入が多めでも極度にQOLが犯される科は正直避けたいと思っています。 では臨床医は無理です(臨床医はすべからく奴隷です) 産業医や保健所管理者、MDを目指すのが良いでしょう。 >また、専門医制度も2017年から改正されるみたいですが、今度医者として安定した収入を得ていくためには、どのような身の振り方をしていけばいいのでしょうか? 専門医制度は医師を奴隷(強制労働、強制配置)にするために計画されています。 役人の言う事を聞き、奴隷労働を行えば、取り立てて良くはなくとも、人並みの給与を得ることはできます。 >医学部入学を考えた理由に将来の安定と収入を考えなかったかと言うと嘘になります。 しかし、その分人一倍努力してきた自信はあります。できればその努力に見合う報酬を将来得たいと考えてしまうというのが、正直なところです。 努力して結果を出せば報わることを目指すのなら、サラリーマンになるのでしたね… 医学部程度の学力があり、結果が出せる人間なら、全然儲かりますよ。 医者は報われない仕事の代表格です。 >そんな心持ちで医者になってほしくない!という意見の方々もたくさんいるでしょうが、今はできればそのような反論はやめていただければ幸いです。動機がどうであれ医者を生業として生きていくと決めた以上、仕事には一生懸命打ち込むつもりでいます。 一生懸命打ち込みすぎると過労死します。 死なない程度を心がけて下さい。

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  • 地方によっても違うと思いますが、私の周囲で、需要が多く、つぶしが利いて、それでいてなり手が少なく、専門医の強みが出るのは神経内科医ですね。 長寿社会で、認知症、脳梗塞、神経変性疾患などがどんどん増えていますが、それを正しく的確に診断するのは難しく、専門医に診断を仰ぎたくてもなかなか予約が取れません。神経内科は、CTやMRIが発達してきても、結局診断は、症状と所見が重要であり、それを理解するには神経解剖をしっかり把握しておかねばならない本当に努力したことが成果として出やすい分野です。 まあ、今後、溢れてきても老年内科医として食べていけるはずです。みんなやりたがりませんから… 眼科、精神科(心療内科)あたりは溢れてきていますね。

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