娘が大学で社会基盤学コースを選択すると言い出しました。 社会基盤学コースを普通の女性が学ぶことで将来仕事として役に立…

Question

娘が大学で社会基盤学コースを選択すると言い出しました。
社会基盤学コースを普通の女性が学ぶことで将来仕事として役に立つことが出来るのでしょうか？私自身も社会基盤と言われましても全く無知なので本人に聞いてみましたら、社会基盤は就職率が工学部の中で一番いいからと安易なことを考えているように感じます。
数か月間にわたり土木の現場などに出て、引っ込み思案で運動も得意ではない男っぽさとは全く無縁な女の子がそんな職場で相手にされるのかも心配です。
どんなことでも構いませんのでご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。

Answer 1

地方公務員、例えば県庁の土木職や国家公務員一般職として国交省の出先機関に勤務している女性も増えてきました。
女性が家庭と育児を両立しながら一番働きやすいのは公務員、公務員に一番なりやすいのは実は土木です。文系よりも圧倒的に倍率が低い。娘さんの選択は賢明です。建築は公務員になりにくいので、高いお金をかけて大学を出たのに離職する人が多いです。

民間だと建設会社よりも建設コンサルタントの方が重宝されるでしょう。コンサルでは主に調査、設計をやりますが、コツコツと仕事を積み重ねることができる女性は、実は男性よりも能力を発揮しやすいのです。

昨年11月くらいにNHKのプロフェッショナル仕事の流儀で、阿部玲子さんと言う、コンサルに勤務する女性技術者が取り上げられていました。東大土木にも今や女性教授がいます。初めて東大土木に進学した女性が作った女性土木技術者の会と言うのもあり、就職などに対するアドバイスをまとめた本もあります。業界も、女性技術者を建設小町と呼んで女性進出の足がかりにしようとしています。

あまりご心配されることはないと思います。