雇用契約の成立について詳しい方にお聞きできれば幸いです。

Question

雇用契約の成立について詳しい方にお聞きできれば幸いです。私は以前KBという会社に三カ月《5月末から８月末》からの短期の一般事務and講師のアシスタントのバイトをしました。

その三カ月の間に、下期《10月末から1月末》もお願いしたいのですが大丈夫ですかと聞かれオッケーの返事をしました。

10月末からの再雇用に向け、勉強をしておかなくてわとひたむきに準備をしていました。
ところがある日、ハローワークの求人を覗いたところKBという会社の一般事務兼アシスタントの仕事の求人が載っていたため、KBに確認すると、新しい人を入れて欲しいと本社に言われた…
私はよくわからない。と答える担当者。
私が、改めて履歴書を送ることは可能ですか？
と聞くと、いや新しい人を入れると言っていたので。
約束していたのにどうしてでしょうか？
と聞くと、本社の意向だったので言いずらかったんです。
との事でした。

そこで疑問に思う事は
1.私を再雇用しないと決めたからには、私に対して報告しなければならない義務はないのか？

2.上期に口約束ですが、下期もよろしくお願いしたいと言われオッケーした経緯がありながら。即日、ハローワークに求人を申請していた。なんでそんな口約束したのか？

私の
最終的な希望は、私の事が嫌いになったのは構わないのですが、なぜ、下期は新しい人を採用するこてに決まりました。
との報告がなされなかったのか聞きたいところです。報告をしなかったために、他への就職のチャンスを失ったこと。
私自身は、縁があって就職して三カ月も働いていれば情も湧くタイプなので、下期もお願いしますと言われれば、もう少し頑張るぞと心に決め準備していた次第です。口約束でも雇用契約は成立していたと思っています。
この場合はどう対応すべきなのか、よくわかりませんが、なんだか腑に落ちない毎日です。
因みにその方は、上期の最終日に私に下期が始まるまでの間に、ご飯でも誘うよー
とか言うくらいの仲でしたが…
突然、LINEもブロック
Facebookも友達解除していたようです。

ひぼう中傷はご遠慮ください。

雇用契約について詳しいかた、よろしくお願いいたします。

Answer 1

口約束が契約代わりの場合、状況に応じて有利にも不利にもなったりします。

①は、OKまでのやりとりが実質契約に値する内容と解釈できますが、相手側も「オッケーの返事に対しては反応していない」との屁理屈を用意しているかもで、しかしご質問文の状況からは、相手の不利は否めない印象ですね。

②の相手の意思は計り知れないですが、「言ったvs言わない」の水掛け論でなく、「本社の意向だったので言いずらかった」との言い訳は、一連のやり取りを否定しているわけではないですから、ここから「言ってない」と言おうが何であろうが、質問者さんの強めの抗議にどう対処してくるかのことです。

過ぎ去った時間は取り戻せないだけに、事を起こすとするなら迷惑料レベルの請求の話になります。金額の問題でなく「けじめ第一」ということなら、有料にはなりますが、お近くの弁護士事務所での相談をお勧めします…

Answer 2

「雇用契約」は成立しているとは言えません。

成立しているのは、あくまでも「予約申し込み」、あるいは「就職の内定」であり、その時期になったら、予約の成立に基づいて、雇用契約を締結（契約の成立）するものです。
一時期、不況による内定取り消しが問題になったことがありましたが、ご質問のケースもこれに準じた判断でよいかと思われます。

問題となる点は、予約や内定が、雇用契約の成立とみなされるかどうかですが、
（昭27.5.27 基監発15号）
「具体的な個々の事情、特に採用通知の文言、当該会社の労働契約、就業規則等の採用手続きに関する定め及び従来の取り扱い慣例による採用通知の意味等について総合的に判断して決定すべきもの」
とされています。

すなわち、予約や内定を言った後に、通知書（書面の発行）や、入社関係書類の記入と会社への提出などまで行われていれば、「始期付解約券留保労働契約」というものが成立していると解されています。

口頭での申し入れだけでは、雇用契約は成立しておらず、あくまでも、予約を取り消されたとき、相手側に責のある損害賠償を請求できるかどうか？でしょう。

ただし、損害賠償と言っても、相手から「必ず採用される」と誤認するだけの理由があって、採用を見込んで掛かった経費くらいのもので、『採用を見込んでいたのに、それが無くなった』という損害は、雇用契約が成立していたとみなされない限りは、認められないかと思います。