教員として勤めるならば、公立と私立、どちらが良いでしょうか？

Question

教員として勤めるならば、公立と私立、どちらが良いでしょうか？「良い」というよりも、もしかしたら「自分に合っているか」という部分がポイントかもしれませんが･･･

公立であれば、教員は地方公務員となるため、収入や立場等は安定しています。
また、昨今の少子化であっても、倒産となるようなことは勿論ありません。
そして、教員の異動があります。

私立では、公務員ではありませんが、その学校の建学の精神に則り、独自の教育も行えます。
しかし、少子化の影響で経営難になる場合もあるかと思います。
そして、教員の異動はあまりありません。

私は、これまで私立中学校・高校に勤めてきていて、色々あって今、公立と別の私立学校の採用試験を受けて、選考に残っている、という者です。
「道が開かれた方に行こう」と思っていますが、もし仮にどちらの道も開かれた場合、どうするべきか、と思っています。

実は、以前に勤めた私立学校では、他の先生方とうまく行きませんでした。
うまく仕事ができなかった自分も悪かったとは思います。
でも、「だからと言って、いくら何でもこんなこと言っちゃいけないでしょ」と思うくらいな言葉を言われ傷ついたこともあります。
だから、私立に勤めた場合、学校や先生によってはまたそのような目に遭ってしまうのではないか、という懸念があります。
公立の場合も、そういったこともあるかもしれませんが、数年耐えていれば、自分か相手の先生が別の学校に異動となります。

一方、自分はある宗教を信じていて、その宗教に根ざして教育方針ができている私立の方が、自分の信仰とも合致していて、良いのではないか、と思うこともあります。

本当に難しい選択だな、とは思います。
今はどちらかというと、昨今の少子化の現状なども踏まえると、公立が良いかなという気がしているのですが･･･

ご意見をいただけたら幸いです。

Answer 1

これ、他人の意見を聞くべき問題でしょうか？
どんな意見が来ても「え、でも私は・・・」と思うでしょうし、後でどんな選択をしても「あのとき別の道を選んでいたら」と思うのではないでしょうか。

私も、私学と公立の両方の経験をしました。

私学ではどうにも合わない先生がいたので、公立の異動がある点は魅力だと思いました。
しかし、私学の腰を据えて教育活動が行える点、卒業生がいつ遊びに来ても、恩師がわんさかいる環境に憧れました。

一方で、私学はやはり卒業生を大切にする。
学校の経営や方針が優先で、自分なりの教育実践ができない。
またある意味閉鎖的で自分が成長できないのではないかと思うところもありました。

でもこれは、私の経験であって、あなたの経験ではないですよね？
他人の経験に基づいて、色々な可能性を検討するのは、却って混乱するし、決断しにくくなると思うのですが、いかがでしょうか。
私は、あなたの経験に基づいて、天秤にかけるべきだと思うのです。

いつ？
結果が分かってからで良いでしょう？

私学にしよう！と思って公立しか合格しなかったり、
公立にしよう！と思って私学しか合格しなかったり、
そうするとモチベーションが下がってしまう気がします。
今は、天命を待ってみてはどうでしょうか。
せっかく選べる贅沢な時期なのです、大いに夢を見て、大いに迷ったら良いと思います。

なお、公立にいれば異動するから合わない先生がいなくなる、と思ったら大間違いで、どこの学校にもぶっちゃけ微妙なセンセイ、合わないセンセイはいます（笑）。母数が大きくなるので、確率は一緒。

気になる点は、宗教の問題でしょうか。
公立はそういうものを嫌う傾向にあります（公教育ですので）から、信仰を大切にする、宗教に根ざした教育に身を投じるというのは、良い選択なのかもしれません。
「私にはそれはできません」「私の信条と違います」ということは起こりにくいだろうと思われるからです。

少子化は、あまり気になさらない方が良いと思います。
私学で廃校になるような場合は、多くは何だかんだ紹介等で職を得られるようですし、そのように力を尽くしてくれるそうです。
教諭で勤務経験があるのは大きくて、新採を育てるより手っ取り早いですからね。
公立だって統廃合によって「え、校舎がこんな遠くになっちゃうの？」や、あるいは転勤によってとても通えないような学校に辞令がおりることもありますよ。

あとは、私は高校の教員なので、公立だと校種が違う学校に勤められるところが特徴でしょうか。定時制、工業、商業、特別支援学校など、経験値は確実にあがるなと思います。

とりあえずは、損得勘定で決めるのは、得策ではないと思います。
教員は本当に割に合わない仕事だと思いますから、そういうことよりも、自分のやりたいこと、理想、情熱みたいなことを実現できそうなのはどっちかな？と考えてみて欲しいです。

そして、今考えた自分の思いが、いつか自分が迷ったときに、力になってくれると思います。
どうぞ前向きな選択をなさってください。