教育学部の教員です。 結論から言えば、止めた方が良いかと思います。 理由ですが。 1.まず前提として、あなたの免許は現時点で「使えない」免許となっているはずです。更新講習を受けていない45歳ということですと、ピッタリ該当します。 その上で、あなたの場合、「教育実習以来教壇に立った事は1度もありません」ということですから更新講習を受講する資格も現時点でありません。 つまり、小学校講師をやるためには ・自治体に講師登録をする(または採用試験を受験し、一次を突破する) ・それを「資格」として更新講習を受講する という手続きが先に来ないと、実際に教壇に立つことはできないのです。 2.講師というのは、おそらく「臨時的任用職員」(いわゆる臨任)を指しているのだろうと思います。こちらはフルタイムで、給料もきちんと出ますしボーナスも社会保障もそれなりにしっかりしていますから、雇用されている期間についていえば、妻子を養うことは可能です。 前歴はあなたの場合、50%加算ですから、概ね30代前半の教員と同程度の賃金となるはずです。 しかし、あくまでも「臨時」ですから、いつ採用があるか分からない。次が続くかどうかも分からない。世間でいう「派遣社員」と同じです。 今のところ、大都市圏の小学校教員は人手不足ですから、声がかからないということは無いと思いますが、45歳で臨任ですと、各種ローンですとかカード類の審査は厳しいですよ。これからお子さんにお金がかかる時、そういう身分で良いのか、という問題があります。 3.臨任に研修はありません。即日、担任を持たされます。臨任の場合、明日面接、来週着任なんてことが普通にあります。そして、右も左も分からなくても担任を持たされます。 若い人なら周りもそれなりに配慮してくれるでしょうし、何も知らない分「そういうものか」と吸収もできますが、45歳のオッサン(失礼)にはそれは望めません。 あなたが想像するよりも、小学校教員の仕事というのはデリケートですし、善し悪しはともかくとして会社とは全く異なる文化があります。社会人上がりの人はたいていこれで苦しみます。 4.では正規採用を目指すか、となるとさすがにこちらは合格の可能性は低い。 というのは、一時「社会人経験者」が採用試験でもてはやされた時期があったのですが、実際に採用してみると案外「使えない」人、保護者や同僚との関係でトラブルメーカーが多い。で、かなり選考が厳しくなっています。 それはそうです。企業でバリバリ働いている中年男性がそもそも応募してくるはずがないのですから(あなたがそうだといっているわけではありません。一般論です) そのため実際に未経験から採用されている人の年齢を見ると、上限は30台後半です。それも多くの場合、塾講師とか事務系公務員、教育系の企業の会社員など公教育に近い職種の人達です。 40台で採用されている人というのは、経験者=かつて教員をやっていて、何かの理由(結婚、介護など)で辞めた人がほとんどです。 理由は上に書いた通りです。 免許の更新をして、臨任を経て、仮に採用されたとしても50台間近。30歳近い年齢差の人達に混じって、初任者研修を受ける。しかも賃金は30代半ばの教員と同レベル。 そんなリスクを冒してまで敢えて教員になろうとする理由が分かりません。
私は嫌ですね。 自分より年上の初任者は、正直、やりにくいですよ。 質問者さんは、分からないことがあったら、素直に質問したり、教えてもらったことはちゃんとやろうとしたりする人ですか?
正直なところ、無謀だと思います。 ですが、ご家族(特に奥様)が応援してくださるなら、チャレンジすることは可能でしょう。 それにしても、「屈託の無いご意見」て何でしょう? 「忌憚のないご意見」の間違いではありませんか? この時点でアウトだと思います・・・。
まずは小学校教員になるためにはどのようなルートがあって、 可能性がどの程度あるかを分析されたらいかがでしょうか。 その中で数パーセントでも可能性が有ればそこに挑戦する というのはアリかもしれません。 公立小学校で新卒の大学生や20代の受験者に混じって、 となると無謀な感が否めませんが、 社会人の経験を活かしての社会人向けの公募や、 私立の小学校で特色のある先生が欲しいところなどの ルートが有れば可能性は高まるかもしれません。 ただ、一つだけアドバイスするとすれば、 会社を辞めるのは小学校に採用されてからにすべきです。
< 質問に関する求人 >
教育(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る