転職は難しいですよね？現在18年働いてる会社で(現在の部署は15年)37才既婚者子供はいません。1年前から役職がつき仕事…

Question

転職は難しいですよね？現在18年働いてる会社で(現在の部署は15年)37才既婚者子供はいません。1年前から役職がつき仕事が一段と増え部下もでき一生懸命仕事やってきたのですが最近プレッシャーや部下(仕事真面目にしない)事もあり自分自身を責めてしまい精神的に追い詰められ食欲がなく食べなきゃ元気でないと思い無理やり食べてても美味しく感じなく、不安や動悸、手の平に汗がでたりします。休みの日も不安や考え込んでしまいます。前に上司に相談した事があり一生懸命やって慣れると言われました。妻に相談した所、少し怒り気味でやめるか部署移動しろ！と言われました。(妻は正社員で働いてます)。どうしたらいいのでしょうか？

Answer 1

４０歳前後で、尚且つ役職となると、会社においては中堅からべテランの域に達しつつあり、サラリーマン生活においても中ほどで疲れる年齢層であると思います。

定年が６０歳とするとまだ２０年以上もあります。長い会社生活を過ごしていくには健康が一番です。心構えとして、まず、図太く、をお勧めします。会社で定年まで無事に過ごした人はみな荒波にもまれそれを乗り越えてきた人達です。只働きならともかく、お金を貰う以上責任を持って仕事に臨んできたのでしょうが、大変な仕事を乗り切るのに、神経が繊細では体が持ちません。つまり皆図太い線形の持ち主、ということです。

いろんな形で責められることも多いでしょうけど、最悪は会社を辞めればいい話、叱られるのも仕事の内なのです。

必要以上に自分をよく見せようとすると一層プレッシャーになります。今できることに最善を尽くせばいいので、それでも叱られるならそれに甘んじておけば、ひとまずは自分をよく見せようというプレッシャーからは解放されます。勿論、日々精進により同じ失敗を繰り返さないように努めねばなりませんが。上司が”本当にこいつはダメだ”と思えば配置転換するでしょう。それが無い内は、安心して叱られておればいいと思います。

今の仕事から解放されたいがために、転職、という方法を思いつかれたと想像しますが、すでに１８年も頑張ってこられたのです。それだけの下積みが活きるのは辛くとも今の仕事と思います。

新しい仕事は一からです。経験が活きるといっても、全くの同じ仕事でない限り、また、新しい会社における信頼度も今の会社とは比べ物にならないでしょう。中途採用で入ったとしても、他の人に追いつかなくてはという新たなプレッシャーも生じるに相違ありません。そんなこんなを考えると、給料やその他の待遇等、一般的に転職をして、前よりもよくなったというケースは少ないです。

役職者としての心構えもいろいろあるでしょうが、基本は部下に仕事をさせ、育成する方に主眼をおくべきで、自ら率先は控えるべきと思います。采配を振るう、仕事の手順を考え、部下にさせ、管理する。自ら実務に手を出した途端に、管理業務と実務とでオーバーフローします。実務をすれば出張や会議対応も増えます。そういったことに忙殺されると、管理業務が甘くなります。部下は、実務に忙殺される上司を良くは思いません。”あ～、一生懸命実務をやってくれているな～”と感謝する部下はいません。実務をやりつつ、なおかつ管理業務をこなせるなら別です。

普通は、実務＋管理業務する役職者は、大抵は片方が片手間です。
部下にとっては、実務に手を出してくれなくていいのです。それより適切な指示、仕事の進み具合に応じたフォローとアドバイスをしつつ、業務の遂行を助けてやり、所定の期限内に仕事を完遂させてやればいいのです。

自分が忙しいばかりに、部下からの相談事やメール等を後回しにしていないでしょうか。それをされると、部下は”ないがしろ”にされているな、”あの上司に頼んでも真面目に対応してくれない”となります。大原則として、人からの頼まれ事、人への頼みごとを優先して処理し、自分の仕事、つまり自分一人でできる仕事は後回しです。人に仕事をやって貰っている間に自分の仕事をこなします。仕事がさばけない人は、すぐに逆をやり、自分の目先の仕事を裁こうとします。こういった対応では部下はついてきません。

技術的なスキルが秀逸であることは勿論ですが、そういった適切な応対も部下は望んでいます。また、自分が不得手な仕事は、見栄をはらず、適切な部下に仕事を任せればいいと思います。できない仕事までできないといけない理屈はありません。また、できる振りほど見苦しいものもありません。

こういった役職者としての心構えに関する本はいくらでもありますから、気分転換に目を通し、参考になさってはと思います。

また、平素の態度として、堂々としていることも重要です。威張っているのではなく、どんな問題がこようとも、適切に処理してみせる、という自信ある態度、というべきかもしれません。

弱弱しい態度は、部下に対しても、奥様に対してもよくないです。奥様に愚痴をこぼしても解決にはなりません。想像ですが、男なら自分の仕事は自分で解決したら、と思われている可能性もあるのではないでしょうか。

仕事には、力まかせに処理しないといけない仕事と、頭を使わねばならない仕事があります。前者の場合はともかく、後者の場合には、忙しくとも体を、頭をゆっくりと休めてやることが重要と思います。忙しいときほど休めてやるのです。疲れた体、疲れ切った頭ではいい知恵が湧かないのは当たりまえです。

それから、これは業務と直接関係ありませんが、読書をお勧めします。読書といってもハウツーものではありません。ハウツー物はそれはそれでパラパラと目を通し、参考になる部分を自分のものになさればいいと思います。ここで言う読書は、文学書です。ジャンルは問いません。ご自分のお好きなものがいいです。軽いものから入り、少しずつレパートリーを増やされてはいかがでしょうか。読書をすることによる効果は、人生のいろんな場面ででてきます。直接管理業務（役職）と関係ないと思われるかもしれませんが、総じて、読書しない人は考えが浅はかです。徐々に自分の立場が上になるにつれて、奥深い考えが重要になってきます。先を読む訳です。先読みするために読むわけではありませんが、読書を通じていろんな人の物事の考え方が自然と頭に、体に染み込んできます。読む過程で自分自身も想像力を掻き立てている訳でもあります。そういった奥深い考えの持ち主の任す仕事なら、きっと確かな仕事だろう、しっかりした仕事をしなくてはならない、と部下も感じるはずです。そんな余禄はともかく、読書にはそこに別な世界、人間模様が広がっていて、視野を広げてくれると思います。

参考までに。
仕事のよくできる人でも月曜日は憂鬱である人がほとんどです。なので、日曜日の晩になると憂鬱だなぁ、と感じるのは、ご自分だけではないことを、お知り置きください。
私も仕事では悩み、何度会社を辞めようかと、数えたらきりがないほどです。
休みの日は気分転換と割り切り、リラックスして奥様孝行してあげてくださいね。
家庭が面白くないと仕事をやっていても気になります。せめて、家の中は平穏でいられるように、なさってください。

以上、長々と書きましたが、ご参考になる部分があれば幸いです。