生徒が馬鹿にするのは、父兄が馬鹿にしているからです。 子供は訳も分からず、おとなの考えを当然のこととして受け入れて いるだけのこと。 美術に限らず、音楽・体育なども偏見の対象になっていますね。 なぜかというと、実用性が少ないからです。 国語は、文章を読んだり書いたりする必要性があるので、重要視さ れますが、小説や詩・短歌・俳句などは歴史的にみて軽視されてい ます。 教育者だった夏目漱石が小説家になったとき、「文士になりさがっ た!」といってマスコミから非難されたのは有名な話です。 やはり実社会にあって実際の役に立つ分野というのは、重要視され ます。良い例が、大学の文学部と医学部の違いです。年間予算など は天地の差です。医学というのは、だれが考えても絶対に必要なも のですから‥‥。 ただ、今の教育制度が、そうした実用本位の考え方を疑問視して、 直接的に役に立つわけではないけれども、人間の幸福には欠かすこ とのできない分野として、芸術や体育の価値も認めていこうとして いるわけですが、この方向性はとても良いことだと思います。 人間は、しあわせになりたくて生きているわけですから‥‥。 実際、人間が実用のみを求める存在ではない例はいくらでもあります。 ピカソの絵を数億円出してでも手に入れたいと思う人もいますし、有 名歌手の歌声を聴いて涙を流す人もいます。 野球、サッカー、オリンピックで胸の高鳴りをおぼえるのも周知のこ とです。 芸術やスポーツを大切に思う社会は、平和な理想的な社会なのだと思 います。
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