解決済み
資格と実務経験転職、就職の議論の中で 人材の価値として 資格<実務経験 と言われます。 士業の事務所でも同じですか? 弁護士と事務員 司法書士と事務員 税理士と事務員
資格者と無資格者を同一の土俵で論じるのは、「是」でしょうか「非」でしょうか?
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運転免許を考えていただければいいと思います。 免許を取るには、試験場で一発試験を受ける以外であれば通常自動車学校にいって勉強した上で試験を受けるわけです。 そのとき学校でするのは自動車の運転、つまり技能と、法的な事、つまり学科を勉強するわけです。 この二つは道を走るにあたって、どうしても必要な、コレがなければ事故に直結するようなものです。 資格が必要とされる行為は、本来、一律的に禁止されています。例えば運転です。自動車の運転は非常に危険きわまりないものなので、本来、何人たりとも運転してはなりません。それが規則です。しかし、車を運転するにあたって必要な技能、知識を持っていると認められる者に関しては、別途許可する。 自動車の運転に限りませんが、通常禁止される業を行うにあたって一定の、必要な知識、技能を有すると認められる者にはこれに免許を与え、許可をだし、資格を与えるワケです。 弁護士にしても司法書士にしても、運転免許と同じ。それぞれの士業で必要となる最低限度の知識を有していると認められる場合にOKが出ます。ただし弁護士も司法書士も競争試験ですので必ずしもその通りとは限りませんが。 一般の資格は、その資格が標榜する内容の知識技能が存在することを確認した上で出しています。 つまりは資格のみではあくまでもグリーン免許証なワケです。実務を積んだゴールド免許証のほうがグリーンと比べて価値が高い事は言うまでもないでしょう。 そもそも士業などは資格が無ければその業を行う事ができません。ゆえに無資格者が資格なしに実務を経験する事は、一部を除いてあり得ません。たとえば原告が弁護士を立てずに裁判を行う例がそうです。この場合、弁護士が本来ならばやる事を全て一人でしなければなりません。つまり弁護士の実務を経験するわけです。でもそういうのは稀です。 だから除外します。無資格者と有資格者の実務云々を言うのは論外です。 また有資格者の監督のもとに、補佐する業務を行う場合もありますが、それによって生じる経験はあくまでも補佐でしかなく、実務経験とは言えません。
私が思うに、「資格だけに溺れるな」という事ではないかと思います。サムライ資格といわれる弁護士、司法書士、弁理士の他、社会保険労務士、行政書士などは、その資格がなければ関連業務に就けないばかりでなく、開業もできませんが、最終的には実績とかキャリアが物を言う世界・・・要するに、資格を取得してからが本当の勉強だ、という事ではないでしょうか。それは何もサムライ資格に限らず、あらゆる職業にも通ずる事だと思いますよ。仮に新卒の方が大手企業内定を勝ち取ったから、それで終わり、ではありません。そこからが「社会勉強」です。実社会に出てから勉強するかしないかで、人生が変わる可能性もありますからね。
士業は、いくら実務経験があっても、資格がない人間は扱えない仕事が多いので、実務経験がなくても資格があれば結構採用先はあります。
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