国税専門官？それとも市役所職員？

Question

国税専門官？それとも市役所職員？現在、国税専門官と市役所職員の内定を頂いており、どちらに就職すべきか悩んでいます。どちらの職務にも魅力を感じております。

しかし、国税専門官の職業説明会の中で、豊富な知識と強いバイタリティ、精神力が必要な職業ですと何度も言われるので、不安になります。

また、実家から通うことを希望するのですが、東京国税局の管轄には自宅から通うことが不可能な地域も含まれています。遠方に配属になる可能性を心配してしまいます。東京都在住だと、東京都内の配属はないという話も聞きました。

どなたか東京国税局採用で税務署に勤務している方がいらっしゃいましたら、仕事について、転勤事情について教えて頂きたいです。

Answer 1

私自身も国税専門官を受験し（落ちましたが）、友人で国税で働いている者がいます。

国税専門官の仕事は非常に大事なものですが、公務員の仕事の中でも特に人から喜ばれることのないものだと思います。払いたくて税金を払う人はほとんどいませんし、税金の滞納処分や強制執行などをすれば、うらまれはしても感謝はされません。ですから、仕事に対するモチベーションをどう維持するのかが非常に大変な仕事だと思います。

また、税務署職員はもともと高卒のみの採用で、かつ学歴や採用区分よりも端的に税法・会計などに対する知識や経験があるものが偉い、という一種の職人気質的なところが見受けられます。ですから、高学歴の大卒者で仕事ができないと容赦なくいじめられると言う話を聞きます（友人はそれで上司と反りが合わず大変そうにしています）。職場の雰囲気というのは重要です。偏見かもしれませんが、市役所の方がのんびりした雰囲気で仕事ができそうです。そんなぬるま湯の中で仕事はしたくない、という野心のある方なら国税のほうがいいと思います。

転勤事情ですが、遠方の転勤はあまりないようです。都市部のほうが税務署も多いし規模も大きいので職員の数が多く、山梨や千葉の房総半島、島嶼部などは税務署の数も少ないし職員も少ないです。ですから、まず新人の時は新人を採用して教育させることができるぐらいの規模の税務署、つまりそれなりに大都市にある税務署で勤務し、その後も僻地に関しては実家があるとかなんらか地縁がある人が赴任することが多く、転勤に関してはあまり心配する必要はないようです。