オープンシステムとは、なにが開かれているのか？ 汎用機とは、 経理専用とか、ミニコンとか、役割が決まっているのではなく…

Question

オープンシステムとは、なにが開かれているのか？

汎用機とは、 経理専用とか、ミニコンとか、役割が決まっているのではなくて、いろいろな用途に使える、(当時では)マルチなコンピュータだった、という理解をしています。

質問1
汎用機は大型、大規模とよくいいますが、大型というのは、容量が大きく、物理的にコンピュータの大きさも大きいということでしょうか。

質問2
OSが開発されたことで、コンピュータの汎用性が高まったのでしょうか？ OSは、WindowsやMacなど、コンピュータを動かす基本部分で、いろいろなタイプがある、という理解で大丈夫でしょうか。

質問3
外部にも開かれているオープンシステムというのは、Webを使っているシステムということですか？
開かれているとは、具体的にどういう状態なのでしょうか？

クローズドもオープンシステムも、ネットワークで？外部とつながっていますよね。消費者にかかわる部分のシステムをオープンというのでしょうか？

質問4
ネットワークエンジニアと、サーバエンジニアの違いを、文系の私にも分かるように説明いただけるでしょうか。

上記一つずつでも構いませんので、よろしくお願いします。
(エンジニアではなく、仕事で必要な知識なのですが、いつも同じところでつまずいてしまいます、、、)

Answer 1

質問1
汎用機という呼称の由来は、質問主の認識の通りです。もっとも、汎用性が当たり前のパソコンが普及しましたので、汎用機といった呼称自体は時代の変遷で意味を失っています。「大きなシステムの中心に置かれる」という意味の由来で「メインフレーム」という呼び方の方が現代的かと思います。しかしこれも、PCサーバーの普及で「システムの中心に置かれる」という言葉の由来の意味を失いつつあります。コンピュータシステムの普及は半世紀以上の変遷がありますので、こういった言葉の陳腐化はよくあることです。
「汎用機」が大型、大規模で使われる、容量が大きく、物理的に大きなコンピュータである認識は概ね正解です。但し前述の通り、PCの技術やオープンシステムといわれてきたサーバー・ワークステーションの技術と境界線があいまいになってきました。「汎用機」「メインフレーム」とは、前世期に「汎用機」「メインフレーム」という分類をされていたIBMや富士通、NEC等の製品で、現代にも後継され続けている製品群を指しています。

質問2
質問主の認識の通りです。

質問3
ここが認識がずれているところ。システムがネットで公開されているという意味ではありません。
「オープン」とは技術仕様・規格が広く知れ渡り共通化されているという意味です。たとえばLANは規格が統一されていて、異なるメーカーのLAN機器を接続することができます。あるいはUnixのサーバーにWindowsやMacを接続することができます、、といった感じ。逆に「クローズド」だと、メーカー固有の仕様・技術で固められて、他メーカーの機器が接続できない構成を指します。

質問4
ネットワークエンジニアは、LANや通信技術を専門的に取り扱います。具体的にはハブ（ブリッジ）やルーター（ゲートウェイ）の接続構成を設計したり設定・設置・保守を行います。IP電話などの通信インフラもこの範疇に入ります。
サーバーエンジニアは、サーバーの設計・設定・設置・保守を専門的に取り扱います。具体的には部門レベルに設置される小規模PCサーバーであったり、データーセンターにハウジングされるようなサーバーであったり、はたまたクラウドといわれるインフラサービスを設計・適用する仕事であったりします。WEBサーバーやデータベース、ファイルサーバーといった用途に合わせて設定をおこないます。