残業してもしなくても、残業代がつきます。一万程度です。 会社の言い分は、定時プラス一時間までは、残業してもしなくて…

Question

残業してもしなくても、残業代がつきます。一万程度です。

会社の言い分は、定時プラス一時間までは、残業してもしなくても、残業代をつけるから社員は得してるよね？という感じです。

たとえ22時や23時になっても、それ以外の残業代は出ません。
なんだかおかしくないですか？

Answer 1

その1時間の残業代を払うのは自由です。
ただしよく言われる言葉で働いていないのに給料を貰うというのはその1時間を残業していない場合はその1時間分の賃金はどういう性格のものか...ということになります。
これは裁判でも争われていますが結論はでていません。それが残業しなくても支払われているならそもそもそれを含んだ額が定時までの賃金という判断もできます。
実際にそういう判断が司法でされてしまうと残業計算では1時間あたりの単価があがりますからその差額は未払い賃金と判断される可能性もあります。
また例えそれが含んでいても実際の残業時間がそれより多い場合はその差額は支払う必要があります。
例え会社が前月に残業が1時間もなかったのにその残業代を支払っていると主張しても賃金は最低1ヶ月に1回支払うとなっておりそこで清算が済んでいる話になります。
支払われていない差額は未払い賃金になります。
要するにサービス残業です。
このサービス残業が横行する理由には日本の法律の考え方が影響しています。
日本の法律には「権利のうえにあぐらをかくものの権利を保障しない」という考えがあります。
つまりそういう残業代を支払って貰える権利があってもそれを主張しなければ保障しないということです。
それを主張しない労働者が多いのでサービス残業などという言葉ができるのです。