この就職率というのは、就職者を就職希望者で割った数字です。就職希望者数なんてどうにでもできるのです。国民に発表するための目標就職率を決めてから就職希望者数を決めたって一般の国民には就職希望者数を検証する手立てはありません。 例:A大学就職状況(日経進学ナビより引用)2011・3卒 卒業者数:1383人 就職者数840人 就職希望者数:964人 進学者数:51人 【就職率:87.1%】 ☆去年も文科省と厚労省は就職率を91%ぐらいな事をいっていましたが、その文科省がH23・8・4に「学校基本調査」速報値で次のように発表しています。 大学卒業者数:55万2794人 就職者数:34万546人(61.8%) 進学者数:7万842人(12.8%) フリーター等:1万9146人(3.5) 進路未定:8万7988人(15.9%) 残りは不詳等 *ですから、今年の実態も8月ごろには分かるでしょう。(その数字も大本営発表かもしれないけどね)しかし、国民の関心がその頃は薄れているからそっと出しておけば後でどうにでも言い訳が出来るわけです。実際に昨春の大卒の就職率91%は知っていても、昨春のフリーター及び進路未定者約10万7千人と言う数字を知っている国民は少ないでしょう。 このように計算の方法を変えて同じお役所がこんなに違う数値を出すのですよ。怖いですね、それゆえ情報を鵜呑みにしてはいけません。 》補足 大卒者の非正規率の正確な数字のデータを持っていませんが、総務省統計局「労働力調査」によりますと15~24歳までの労働者の内、男性49%、女性51%が非正規社員です。
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