絶対音感の有無・精度を「試す」ことはできても、「鍛える」ことはできません。 音感とは、音を聴いて音の高さを感じ、音階にあてはめて、音の高さを音名で表現する能力です。 音階を構成する音の高さを記憶していて、記憶と照合することで判断するのが絶対音感、 基準となる音を聴いて、その音と相対的に比較して判断するのが相対音感です。 絶対音感に必要な音の高さを正確に記憶し、忘却しない長期記憶に格納する能力は、幼児期を過ぎると失われるとされています。 それ以後は、音の高さの記憶は短時間で忘却・変質してしまいます。そのために相対音感では基準となる音を適時聴いて基準を記憶・補正しなくてはならないのです。 絶対音感を習得するには幼児期までに音階の構成音を聞かせて、音の高さと音名を結びつけて記憶させないと習得できないのです。相対音感であれば成人後でも訓練すれと習得できるとされています。 クラシック音楽を鑑賞したり演奏したりする場合には、絶対音感は有害です。通常は相対音感も持っていますし、絶対音感に固執するような病的な精神状態でないので問題ないのですが、病的な絶対音感の人はわずかな音の高さの違いも許容できません。オケのチューニングが特定のA=440Hzなどからずれていたらもう発狂しそうになるそうです。また平均律で音の高さを記憶していますから、和音が美しく響くように純正律で演奏されたら対応できません。 絶対音感などなくとも、相対音感で十分です。クラシックの演奏をするのであれば演奏の前にチューニングをします。ここで基準となる音が与えられます。観賞する場合にも音の高さが相対的にわかればなんら問題はありません。ハ長調の曲を嬰ハ長調で演奏されると、相対音感では気がつかないかもしれませんが、それになにか問題がありますか? 50~60%?冗談じゃありません。相対音感で音楽鑑賞は100%できます。絶対音感なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。絶対音感を試すアプリは、「音当てクイズ」でしかないのです。 音感を試すアプリは、相対音感の訓練をするには役に立ちます。AでもCでもよいので、基準となる音を聴いてから、音当てクイズに臨めば、音感を試すよい訓練になるでしょう。 絶対音感の訓練用ソフトと称するものの中には、クイズの前に音階にあてはまらない出鱈目な音をランダムに聴かせて、相対音感に必要な基準音を見失わせようと画策するものがあります。それに惑わされないのが絶対音感なのですが、相対音感を鍛えるためにこれを使うのは有害ですね。
>絶対音感の鍛え方についての質問です。 「鍛える」という発想がすでに違うと思います。 私は絶対音感を持っていますが、4歳からピアノを習っていましたから、気がついた時には絶対音感がありました。これは身に付いてしまえば、一生備わり続けますから、何もする必要はありません。実際、何もしていませんが、絶対音感が鈍るなどということはなく、いつでも何の音かがわかりますし、間違えることはありません。大人になってからは身に付くものではないですよ。
生まれつきの場合は除いて 幼少期から鍛えないと不可能です
小さい時からやらないと、身につかないです。
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