基本労働時間週４０時間だけど残業時間に上限無しです。４０時間という数字は意味があるのでしょうか？

Question

基本労働時間週４０時間だけど残業時間に上限無しです。４０時間という数字は意味があるのでしょうか？

補足

上限って何時間ですか？
国会議員の方がヨーロッパの国の中には上限は有るが、日本には無いって書いてましたが。
また、実態として１００時間以上なんてザラですよ。まあ、私は今は会社員ではありませんが。

Answer 1

1週40時間というのは、法定労働時間のことです。労働基準法では、労働時間を1日8時間、1週40時間と定めております。これを超えて労働させる事は、違法です。しかし、36協定たるものを締結すると、これを超えて労働させることが可能です。とはいえ、上限がないということではありません。

法定労働時間を越えて労働した場合、割増賃金の支払い義務が発生します。きちんと働いた時間分を請求しましょう。

補足拝見しました。

36協定では、残業時間の上限を決めています。上限時間は、以下の通りです。

1週間 15時間 ※14時間
2週間 27時間 ※25時間
4週間 43時間 ※40時間
1ヶ月 45時間 ※42時間
2ヶ月 81時間 ※75時間
3ヶ月 120時間 ※110時間
1年間 360時間 ※320時間

※印は、1年単位の変形労働時間を採用した場合の残業時間上限です。また、受注過多やクレームにより一時的にこの上限を超える場合は、特別条項付きの36協定を締結することとなります。しかし、こちらも延長時間の上限が決められている上に、延長する回数も6回まで等、上限が設定されています。

Answer 2

３６協定締結で初めて残業や休日出勤を命じる事が出来ます。
当然上限があります。
割増率は
月60時間未満は25～50％になりますが、60時間を超えれば50％～になります。
また大手企業では80時間を超える分は有給への交換が可能です。
ただし、80時間を超えている場合、過労死認定基準になりますので。