先日、私は、某派遣会社から労働契約書もなしで倉庫内作業に就かされ、又、作業内容も事前の説明とは全く異なるものでした。 …

Question

先日、私は、某派遣会社から労働契約書もなしで倉庫内作業に就かされ、又、作業内容も事前の説明とは全く異なるものでした。

今日、労働契約書もなしで働かせる事自体、違法ではないのでしょうか。

補足

◆ 又、この件を労働基準局に話せば、その派遣会社は叩かれるでしょうか。

Answer 1

「契約」自体は口頭合意でも有効とされますので、「労働契約書」がないことが直ちに「違法」とはなりません。
ただし、労働基準法第15条により「労働条件は事前に書面により明示されなければならない」と定められており、通常「労働契約書」の提示が、会社の義務である「労働条件の明示」を兼ねるケースが殆どのため、ご質問のケースで他に「労働条件の書面による明示」が事前に行われていなかったのであれば、労基法に違反していることになります。

なお、上記の「明示義務違反」によって会社が受ける罰則は「30万円以下の罰金（労基法第120条）」となります。
また、「労働条件内容の著しい相違」は、労働者側からの契約解除の正当な理由となります。

以上、ご参考まで。

◆補足への回答

労働基準監督署です。
「叩かれる」が指す程度が不明ですが、電話注意程度は間違いなくいきます。
またそうした違反が頻繁な場合は、「是正勧告」が出される可能性もあります。