解決済み
ケーキ屋でパティシェをしています。私は大学を卒業してから26才で入社しました。 従業員は16人くらいで、私は見習いから初めて今年で14年になります。もう40才です。 入社した際は、年下の先輩も多くいましたが、見習いということで文句も言わず、やれるべきことは素直に聞いて仕事してきました。 私は焼き物(釜)をずっと担当して、最初は材料の計量や洗い物から始まり、今は焼き場の責任者を任されています。 しかし、会社の社長やシェフは、「焼き物は私に任せれば大丈夫」というスタンスです。(言い換えれば、この持ち場での仕事を評価して頂いているという点ではありがたいです) 売上至上主義といいますか、毎日たくさん生産して、たくさん売り上げることが中心の会社で、先輩やシェフがなかなか人材を育てようと思っていないようです。 また、今まで何人も数えられないほどの従業員が辞めていきました。 ハードな仕事量のわりに安い賃金、労働条件がきつい、なかなか新しい仕事を与えてもらえないetc…辞めていった人間の気持ちもわかります。 でも、私は文句も言わず続けてきました。それは年齢的にも遅い入社でしたし、言われたことを素直にこなし、一歩ずつやっていこうという信念でやっていたからです。 しかし、今だに焼き物担当です。仕上げ担当の従業員が辞めたとしても、私をそのセクションに充てて新しい仕事を任せよう、ということはなく、別の店から新しいパティシェを呼んでそのセクションに入れてしまいます。 私は会社の思うがままに使われてきただけなのでしょうか? 14年もやってきたら一通りケーキに関する事を教えてもらえると思ったのは、考えが甘かったでしょうか? 地道に一生懸命やることで、次のステップへの道が拓けると思っていた私は間違いでしたか??
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ケーキ屋のことを存じませんので、あくまで推測です。 一般に、職人的な業務の事業主は、自分のコピー、すなわちすべてをマスターしている職人を育てることを嫌います。すべてをマスターすれば独立され、ライバルとなり、自分にとっての脅威になるかもしれないということを危惧します。脅威にならなくても、やめられたら、今までせっかく時間をかけて育ててきたことが無になります(職人にとっては独立できるめでたいことでも、親方にとっては、役に立たないあいだも給料を払って教えてきた投資が無になるといっても過言ではありません)。といっても、なにも教えないわけにはいきません。だからこそ、ある部分においてのみのエキスパートに育て上げます。他のことを知る必要がないというわけです。ほかの部分もマスターしたければ、先輩のやっていることを横目で見ながら「盗む」しかありません。 あなたの店がどのような方針かは存じませんし、あなたの店の事業主がそのような考えでないとしても、次々に新しいことを学ばせて時間のロスをするよりは、すでにできることだけをやらせておけばいいという考え方を事業主はするものです。 地道にやればすべてを教えてもらえるというのは幻想です。このまま一生同じ事のくりかえしの業務しかやらせてもらえないとしても、私は驚きませんね。事業主がすべてをマスターさせるのは、後継者と見込んだ者だけです。
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