解決済み
法科大学院の卒業試験制度について。 司法制度改革の目玉としてできた法科大学院ですが、その一つ福岡大学法科大学院には、他の法科大学院にはない卒業試験制度があります。 単位をすべて取得した学生に対して、別途卒業試験を課し、その試験に合格しない者は卒業させないというシステムです。 注目すべきはその(卒業試験の)合格者数で、毎回50名前後の受験者に対し、卒業できるのは3~7名程度です。 つまり9割前後が卒業できず、結果留年。 新司法試験は法科大学院卒業が受験要件なので、もちろん、上記留年者は新司法試験を受験することすらできません。 ちなみに、大多数の法科大学院にはそのような卒業試験制度はなく、単位を取得すれば自動的に卒業となります。 (当然ですが単位自体、相当の勉強をしないと取得できません。これはどこの法科大学院でも同じです。) しかも福岡大学法科大学院の受験案内等には、この9割前後が留年する卒業試験制度についての告知がなく、入学者は入学後にこの実情を知ることになります。 2010年入学者からはこの卒業試験制度は廃止されていますが、そのかわり2年次進級を厳しくし、数十名の入学者に対して進級できたのはわずか7名です。(学費が年間100万円程度するため、多くの学生がやめていきます。) 毎年、新司法試験の大学別合格率が発表されます。この合格率は、いわば法科大学院のネームバリューに直結します。福岡大学法科大学院が全国の平均あたりの合格率を保っているのは、このように裏で9割の内部留年者を出している(=上位1割のみ卒業させる)からこそだといえます。 こうした制度は、世間ではほとんど知られていませんが、みなさんいかが思いますか? また、この法科大学院に入学したいと考えますか?
ちなみに、法科大学院自体に在籍可能年数があり、卒業試験に合格しないと、新司法試験はおろか、法科大学院も中退扱いとなり、結果何も残らない形になります。 全国でこのやり方を行っているのは、福岡大学法科大学院のみのようです。 学生は新司法試験受験の「切符」をもらいに、法科大学院にきています。 所定の単位取得をすれば、あとの司法試験の受験有無は学生が決する事だと思いますが‥。
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いろんなロースクールがあって良いんじゃないんですか。潰れそうなローもたくさんあるみたいだし。
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