本日妻が退職させられました

Question

本日妻が退職させられました妻は現在妊娠中で、雇用側は、出産休暇、育児休暇は制度としてもっているのですが、使用させたくはないようで、執拗に自主退職を迫ってきているようでした。できればそういった制度を利用したいと、私も妻も考えていたのですが、そうした環境では胎教にも悪いと判断し、結局は退職することを選択し、その旨を雇用側に伝えました。
その後、雇用側は、退職日時などの伝達はなく、妻も漫然と勤務していました。で、本日、つわりで体調がすぐれないために、休む旨を伝えたところ、突然雇用側が昨日付けでの退職を告げてきました。
というわけで、本日より妻は、自主都合により退職、無職ということになったわけですが、こうした結果は決して望んでいたものではありませんし、憤りも感じております。

こうした私たちにできることはないでしょうか？
ことを荒立てたくはなく、妻もこの会社でこれ以上働く意志はありませんが、選択肢としてどういうものがあるのか、ご教唆いただければ幸いです。

要点がよくまとまってない文章ですいません。
よろしくお願いいたします。

補足

わかりやすい回答、ありがとうございます！
ひとつ問題がありそうなのが、妻は、雇用側が「自主都合による退職」として処理されていることです
解雇ではないと主張する相手でも、この手法は問題ないでしょうか？

Answer 1

解雇予告は解雇の日の30日前までにすることが法律に定められています。
会社側はそれを違反して、即刻解雇を言い渡したわけです。

ここで、質問者ができることは、「解雇予告手当」を会社側に請求する
ことです。

この事案の場合は、即刻解雇ですから、平均賃金（※）の30日分を
「解雇予告手当」として請求できるわけです。

ただ、会社側の態度を考えると、電話で申し入れたところで、素直に払う
とは到底思えません。

そこで登場するのが、「内容証明郵便」です。1行20字以内、1枚26行
以内で、相手方とあなたの住所・氏名を記入し、余計なことは書かず、
表題を「請求書」とし、
「○○（奥さんのお名前）の平成23年〇月〇日付解雇により生ずる解
雇予告手当として、平均賃金の30日分金〇〇円を請求いたします。
つきましては、本郵便到着後1週間以内に〇〇の給与振込口座へ
上記手当相当の金銭を入金願います。入金が確認できない場合は、
法的手段を取らせていただきます。」
と書きます。
同じものを3通作り、すべてにハンコを押します。
1通は自分の控え、1通は相手方に送付、1通は郵便局に証拠として
残します。
当然封筒は3枚用意します。
送るときは必ず書留を指定します。

これだけすれば、相手へのプレッシャーはかなりのものです。

しかし、これでも支払いに応じない場合の「法的手段」、それは
労基署への告訴です。
告訴状も書き方がありますので、興味がおありでしたらネットで
調べてみてください。

※ 平均賃金について
平均賃金は、解雇通告日の前日からさかのぼって過去3か月
間の賃金の総支給額を、その期間の総日数で割った金額のこと
です。
たとえば、1月1日に即日解雇になった人が、10月に15万円、
11月に20万円、12月に18万円支給されたとすると、
（15万+20万+18万）÷（31日+30日+31日）＝5,760円
（1円未満切り捨て）
となります。内容証明郵便には、実際に自分で計算して金額を
記入したほうがよいでしょう。
ただし、この人の賃金締切日が毎月25日だった場合は、
12月25日から11月26日、11月25日から10月26日、10月25日
から9月26日と締切日をスタート日として計算します。

（補足について）
まず、会社側が「執拗に自主退職を迫ってきているよう」であった
ことを証明する必要があります。方法としては、
1.「〇月〇日〇時〇〇課長以下〇名と会議室にて面談、話の内容
は～」というように、思い出せるだけでもいいので、自主退職を迫っ
たとする面談の記録を書き出してみる。
2.メールでの自主退職要請があったならば、そのメールを入手する。
があります。
事前に分かっていれば、録音・写真撮影などの手もあるのですが、
事後なので上記2つに絞られます。

おそらく、上記2つでは不十分な点が出ると思われますので、もう一つ。
退職後、離職票が送られてくると思います。
その会社側記入による離職理由を確認してください。
たぶん、「自己都合による退職」と書いてあることでしょう。
ここで、一度会社側に「会社都合」に書き換えるよう抗議を申し入れます。
電話でも文書でもかまいません。おそらく応じませんから。
さて、ここからです。
離職票の離職理由欄には、本人記載欄があります。そこへ今回の経緯を
記入するのです。できるだけ詳細に書きます。書ききれない場合は、
「離職理由に関する申立書」とでも題して署名・押印した添付書類として
もいいでしょう。
さらに、離職票には会社側が記入した離職理由に異議の有無を答える欄
があります。そこへ、「異議あり」に〇をつけるのです。

これだけやっておけば、ハローワークから会社側へ聞き取り調査が行われ
ることはまず間違いないでしょう。そこで、「会社都合である」とハローワ
ークが判断すれば、先回説明した方法が利用できることになります。

ちょっと厄介ですが、やってみる価値はあると思います。