自衛隊地方協力本部には、基本的に3つの大きな任務があります。 一番大きな任務が自衛官募集です。法律では地方自治体が自衛官募集の任に当たるのですが、自衛隊の仕事には精通しておらず、またどちらかというと積極的ではないため、自衛隊員が協力するという形で独自に募集の任務を実施しているわけです。 自衛官も恒久的に募集し続けていかないと定年退職や任期満了、中途退職で不足してしまうことになります。 2つ目は、援護と言って任期満了の若年隊員や定年退職する自衛官の再就職の雇用先を探すわけです。 最後の3つ目は、自衛隊の広報活動、いわゆるPRですね。さまざまなイベント(音楽隊のコンサートや基地一般公開、艦艇の体験航海、航空機の体験搭乗など)を開催したりして、自衛隊の活動を国民に理解してもらうためのものです。 その他に災害時の自治体との連絡や統制、自衛隊の部隊移動に伴う支援等多種多様な任務がありますが、それは付随的なものだと思っていいですね。 さて山間部に海上自衛官がいるということですが、海岸部出身の方だけが海上自衛官になるわけではなく、栃木、群馬、埼玉、山梨、長野、奈良など海のない県の方でも海上自衛官を希望される方がおりますし、そのような場所に住んでいる方にも募集や広報活動を実施しなければならないからです。 地方協力本部は、普通の部隊とは違い、衛生関係の部隊などと同様に、訓練ではなく常に実戦ですから、時間も不規則で、基本的に土日祝日も仕事をしているようです。 ちなみに部隊で使えない自衛官が募集や援護の仕事をすると出来の悪い人が入隊してしまい、優秀な自衛官が募集や援護の仕事をすると優秀な人が入隊してくるので、現在は優秀な自衛官が地方協力本部などに勤務するようです。
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