解決済み
「派遣」の特徴とは「使用」と「雇用」の分離です。 分かりやすく言い換えると、「働いている会社」と「雇用されている会社」 が別々である、というのが正社員との違いになります。 ですから、派遣社員と正社員が同じ会社で働いている場合、指揮命令(仕事の 指示など)をするのは同じ働いている会社の方になりますが、賃金を支払う会社は 別々ということになり、派遣社員は業務に対する質問は働く会社に、賃金などの 待遇面の質問は雇用している会社へすることになります。 派遣社員の働く会社を派遣先と言い、雇用している会社を派遣元と言います。 派遣先と派遣元は労働者派遣法(正式名称は長いので省略)で規制されます。 http://www.houko.com/00/01/S60/088.HTM 本題の待遇とどんな仕事かということですが、「派遣」と言っても様々な形態が あり、一言では説明しづらいので、形態に分けて説明します。 派遣は「一般労働者派遣」と「特定労働者派遣」の2つに分けることが出来ます。 これを待遇面や仕事内容を中心に説明すると、「一般」の方は通称「登録型派遣」 と呼ばれ、登録したスタッフに派遣先からの業務依頼に応じて派遣します。 雇用契約の期間は様々ですが、2~3ヶ月の契約更新になることが多く、派遣先 からの業務依頼が終了すると更新終了(雇止め)となる不安定な雇用になります。 派遣全体の95%以上を「一般労働者派遣」が占めているので、 『派遣=不安定な雇用』というイメージはここからきています。 いわゆる「日雇い派遣」は「一般労働者派遣」の一種ということになります。 「特定」の方は通称「常用雇用型派遣」と呼ばれ、派遣元に常用雇用(≒正社員) されたスタッフを派遣先で就業させる形態になります。 つまり、「特定」の場合、派遣社員かつ正社員という形態になります。 「一般」との最大の違いは派遣先での仕事が無くなっても、雇用契約は維持される ということになり、「特定」は不安定な雇用ではないと言えます。 「特定」は収入が無くなっても賃金を支払わなければならず、派遣元にとって リスクが大きい為、IT系や技術系など、派遣先の希望するレベルのスタッフを 確保するのが難しい業種に限られることが一般的です。 賃金面は業種によって大きく異なります。 一番多い事務系職種では、時給はおよそ1,200~1,800円くらいの方が一番多く、 ボーナスや昇給は無いというのが一般的です。 ただし、時給で5,000円を超えるような技術職の方もそれほど珍しくなく、 「特定」ではボーナスや昇給がある方も少なくありません。 どのような業務内容が多いかと言うと、派遣には政令「26業務」と呼ばれる 専門性の高い業務があり、その中でも5号の事務用機器操作や24号の テレマーケティングの営業などが多いと思います。 http://www.fujisawa-office.com/haken4.html 26業務以外では、建設業務や警備業務など派遣禁止業務があり 上記2つ以外の業務を「自由化業務」と呼びます。 http://www.jassa.jp/corporation/tekiyoujyogai/01.html 派遣法改正で禁止される予定の製造派遣はこの「自由化業務」に含まれます。 この「自由化業務」には最長3年間という期間制限があり、派遣先が3年を超えて 派遣社員を受け入れ続けることは禁止されています。 「一般事務」は派遣で最大の割合を占めていて、従来5号事務機器操作や8号 ファイリングで契約されてきましたが、これが「自由化業務」に当たるということで 現在、行政からの指導が厳しくなっています。 以上のように、「派遣」というと『雇用が安定しない(一時的な雇用である)』 『収入が少ない(ボーナスなどが無い)』などのイメージが強いと思います。 それが全て間違いだとは言いませんが、上記のように派遣にも色々あります。 安定した雇用契約の方もいますし、一般的な正社員より高給取り(ボーナス込でも) の方も少なくないということです。 もし、mtsanpoさんが今後派遣での就業を考えていらっしゃるなら、「派遣」という ように一括りにせず、待遇や業務内容、雇用契約内容などを充分に理解した 上で、個別の仕事に応募するようにしてください。 「派遣=悪」のイメージが定着しつつありますが、派遣を上手に使っている方も たくさんいらっしゃりますし、その方々は「派遣=悪」のイメージに迷惑しています。 派遣会社も様々なので、たくさんの情報で、しっかりした会社を選んでください。 http://kuchiran.jp/business/temp.html
非常におおざっぱですが、派遣社員の待遇は生涯年収で言うと正社員の3分の1程度です。一日3食食べれるか、それとも1日1食しか食べれないか程度の違いがあります。 派遣社員の仕事を非常におおざっぱに言うと、企業からすると必要な時だけ最小限の人件費で使える、都合のいい道具みたいなものです。会社の中でも[ハケンサン]と呼ばれるだけで、いつまでたっても名前で呼んでくれないなど、差別される場合もあります。 正社員と違い、社内研修などキャリア形成のサポートがほとんどないので、派遣社員は自分で費用を払って学校に通ったり、通信教育などで資格を取得したりしなければなりません。 派遣社員は企業からすれば、法律でいうところの“一時的な労働力の補充”にすぎないので、プロジェクトが終わったり、会社の仕事量が減ったりと色々な事情で必要がなくなれば、年度や本人の生活などと関係なく、会社の都合で契約終了となります。 そうすると自分でまた別の職場を探さないとなりませんが、必ずしも前職の経験を活かせるとも限りませんし、給与も上がるとも限らない(最近は特に不景気で派遣社員の手取りは下降傾向にある)ですし、次の職場があるとも限りません。 職種や本人の技能等によりますが、一般に20代くらいの若い時はよくとも、ある程度の年齢になると相当な特殊技能がないと派遣社員で条件の良い職場を探すのは困難になります。しかし、20代のほとんどを教育制度の良くない派遣社員で過ごすと、30歳近くになっていざ正社員で仕事を探そうと思っても、企業からすると[派遣社員=フリーター程度]という認識の場合が多いので、書類選考すら通りづらいという状況に陥ることさえあります。 しかし、上記はあくまで全国平均に過ぎないので、もちろん例外もあるにはあると思います。
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正社員は自分の所属する会社からお給料をもらう。 派遣社員は派遣会社からお給料をもらう(そのお金は派遣先の会社から派遣元の派遣会社に払われている)。 違いを一言で言うならこんな感じ。 待遇は派遣会社や派遣先によってまちまち。 仕事内容も派遣会社によって得意分野があるので一概には言えない。 確実に違うのは、派遣社員は派遣期間が終わったら、直接雇用(正社員とは限らないけど)に ならない限り、基本的にはその派遣先の会社とはサヨウナラ、です。
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