60歳で、「定年だから、やめてください」と言われました。 配膳で、17年働いたホテルです。今月一杯という事なので、一ヶ…

Question

60歳で、「定年だから、やめてください」と言われました。
配膳で、17年働いたホテルです。今月一杯という事なので、一ヶ月前の宣告です。これまで、定年で辞めた方が、社員で、65歳でした。配膳では年配の方がいなかったので、初めてかと…これって、正当ですか？
ちなみに、私の先輩の事です。定年制度が、前から浸透していたら、心構えも出来るでしょうが、突然の事だったので、なんだか、腹立たしい思いをしています！

Answer 1

定年なんて、社員の心の中に浸透させれば良いと言うものではありません。
労働契約のうえで、ちゃんと退職に関する規定の一部として、定めておかないといけません。

ちなみに、現在は、高齢者雇用安定法により、雇用主は、65歳までは何らかの形で雇用を継続することができる制度を設けなければなりません。
60歳で定年とするならば、例えば、定年後65歳までは嘱託とかアルバイトで継続雇用を希望する従業員を受け入れる、という会社の決まりをつくらないといけません。

ただ、それで勘違いしてはいけないことは、65歳までは、何があっても務めさせなければいけないという義務が、会社に生じているわけではありません。
余剰人員が生じていて誰かを解雇せざるをえないとしたら、年配者のほうが対象になる可能性は高いのは当然です。
力仕事があって、高齢者の衰えを感じたら、再雇用するにしても極端に賃金を下げるか、若い力のある人に交代するか。会社は普通にそれを考えます。

で、質問のケースとして、

「60歳で定年だから自動的に退職だよ」というのは法律上いけない、という話に現在はなっています。

60歳定年でも良いけれど、その場合は、会社は65歳までどのような継続雇用制度になっていますか？と聞いてみて、『制度がない』といわれたら、それは違法。
制度があるなら、継続雇用を希望する、と言ってもよく、もし会社から「貴方には適用できない」と言われたら、理由を聞くこと。
高齢者継続雇用は、ハローワークの管轄なので、制度がないとか、理由に納得できない場合は、そちらに相談してみましょう。