心のケア 看護師が患者さんに対して行う心理的ケアと、臨床心理士やカウンセラーが行う心理的ケアはどうちがうのでしょう…

Question

心のケア

看護師が患者さんに対して行う心理的ケアと、臨床心理士やカウンセラーが行う心理的ケアはどうちがうのでしょうか。

おおざっぱですが、臨床心理士は臨床心理学を基盤としたケアを行うと認識しています。
では看護師は…？

ご意見いただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

Answer 1

病棟看護師であれば、患者さんの一番近くに長い時間います。臨床心理士やカウンセラーは決められた時間あるいは場所で患者さんに対して援助を行います。この違いから、看護師は患者さんの些細な心の変化などに気づけたり、また患者さんからも毎日会っているので話しやすかったりします。患者さんは入院、治療の過程で様々なことが起こります。治らない病気の告知をされたり、家族や恋人とうまくいかなくなったり、検査や手術に不安を抱えたり、時には医師に聞きたいことがあっても遠慮してきけない患者さんもいます。そんな状況の変化に寄り添い、時に話を聞いたり、不安を軽減できるように、医師やカウンセラーへの橋渡しをすることもあります。私はこれらが看護師が行う心理的ケアだと思います。

Answer 2

他の方々もおっしゃっている通り、看護師は常に病棟で患者さんと接する機会があります。

その中で、患者さんにとって心のケアが必要かどうか、
必要ならばどのように？
看護師が見守る、
看護師が話を聞く、
医師に報告する、
医師に精神科の受診が必要ではないかと提案する、
精神科医から薬を処方されたら、その薬の効果や副作用を観察して医師に報告する、等々。

加えて、患者さんだけでなく、ご家族の心のケアも必要ではないか？
面会にいらした際にご家族の表情を見たり、体調を伺ったりします。

臨床心理士やカウンセラーさんは、患者さんご本人が希望した際や、
医師が必要と判断した際にのみ、専門性を活かしたケアを行います。

看護師は、看護師の視点からその時々、患者さんの状態に合わせてケアを行います。
（行っているつもりです。）
悪く言えば専門性では劣りますが、良く言えば”臨機応変”ですかね。

また、患者さんによっては、臨床心理士などの専門家と話をすることで安心感を得る方もいらっしゃいますが、
人によっては「精神科のお世話になってしまった…」とショックを受ける方もいらっしゃいます。
その患者さんが、どちらのタイプかな？専門家の介入が本当に効果的かな？
ということも、観察したりします。

そんな感じです。

Answer 3

tear2008hopeさんのおっしゃる通りだと思います。

臨床心理士は心のケアの専門家だ、という人がいることは事実なのですが、そもそも臨床心理士は心理学の立場から心の領域にアプローチしますので、臨床心理士だけが心のケアをしているのではないと私は思っています。

看護師は日常、もっとも多い時間を患者とすごします。そこから見る細かな様子や、日常的に支えられている感覚はとても貴重な心のケアです。看護学やコ・メディカルとしての身体的なケアも、心のケアを支える上で欠かせません。

臨床心理士は、面接時間を設定し、安全で安心した環境の中で、その人の心の問題であったり日常生活の問題を扱います。時間を決めることが多いのですが、逆にいえばそこは絶対にあなたのために保障する、という意味ですので、その安心感もとても貴重な心のケアだと思います。逆に深い部分に触れないという判断も、必要です。

他にも、信仰が支えになっている人もいれば、家族が支えになったりする人もいます。医師、薬剤師、社会福祉士、リハビリテーションスタッフ、事務員も心のケアに関係する大切なスタッフです。国の制度、なんていうのも広い意味では心のケアを支えています。

どんな立場で心のケアに関わるのか、それが大事だと思います。薬だけ、カウンセリングだけ、安全だけ、お金だけ。一個の立場だけでできることは、とても限られていて、いろんなところがいろんな立場で協力してはじめてできるのが、心のケアというものだと思います。

そして一番大事なものは、本人自身がどういう方向に生きたいか、ということを見出していくことなのかなと思います。

Answer 4

私も下のご回答者さんの言う通りだと思います。精神科や心理士じゃなくても、じゅうぶん看護師さんでもケア出来ると思います。逆に看護師さんの方がケアに向いてるかもしれません。確かに患者のそばに居るのも看護師さんだし、患者の状況も分かってるだろうし。少なくとも私は一番辛い時に看護師さんに一番支えられましたから。ご回答になったなかったらすみません…。