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生化学(分子生物学が主)の研究室にするか、有機化学(合成系も含む)の研究室にするかで迷っています。大学院進学予定の国立大…

生化学(分子生物学が主)の研究室にするか、有機化学(合成系も含む)の研究室にするかで迷っています。大学院進学予定の国立大学理系3年女子です。先生は「就職はそんなに変わらない」と仰られました。 有機化学の研究室の場合、近隣に引っ越すまで往復車で2時間です。 現段階の私は化学メーカーや製薬企業に魅力を感じます。 どちらの専攻を選ぶかで就職に有利不利があるのか? を知りたいです。 詳しい方いらっしゃいましたら教えて頂きたいです。

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回答(4件)

  • 私は卒研を選ぶときに有機化学を希望していたのですが、じゃんけんで負けて分析化学に進みました。そのまま大学院修士を出て就職しています。それなりの大学ならどちらでも就職にはあまり苦労しないと思います。ただ、例え修士と言ってもそこでの2年間を過ごすうちに自分の得意領域が限られてきます。就職先もある程度専攻分野を考慮することになるので、ご自分が将来どのような内容の仕事を続けたいかということの方が大切です。

  • 生化学の専門家は、はいて捨てねほどいるので、会社に就職したとしても、生化学の仕事に就けるとは限らないですよ。 有機化学でしたら、触媒の合成、製品の製造方法の研究など、いろいろなところで活躍の機会があります。

  • 化学メーカー、製薬、ということなら、化学系のほうが全体的には有利です。 ただ、会社、職種によっても違うので、あくまで平均的に見れば、です。 なお、製薬企業といっても色々ありますが、トップクラスの大企業になると、研究開発するには博士をとっていないとダメなことが多いですし、そもそも、国内での研究開発が縮小しているところもあります。

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  • 化学メーカーならばやはり有機化学の方が基本的に有利だと思います。 少し前までは「合成生物学」というキーワードのもと、バイオ×化学メーカーというトレンドも確かにあったのですが、その業界を牽引してきた米国のAmyris社が2023年に破産したことで、現在は下火になってきてしまっています。 一方、製薬企業だとまた話は難しいです。 というのも、現在市場で売られている薬のうち、年間売上高上位の製品は基本的にバイオ医薬品(抗体医薬品)であるためです。 抗体医薬品と言うとかのオプジーボが有名ですが、他にもがん治療に使われるものをはじめ様々な製品があります。 実際、下記リンク記事で年間売上高1000億円超のトップ6製品のうち、3製品(キイトルーダ、オプジーボ、イミフィンジ)が抗体医薬品になります。(製品名でなく一般名で見た時に、〇〇マブというのが抗体医薬品になります) https://answers.ten-navi.com/pharmanews/28186/ で、抗体医薬品はチャイニーズハムスター由来の培養細胞(CHO細胞)を使って製造されるのが一般的です。 つまり、CHO細胞にヒトの抗体遺伝子を遺伝子組換えで導入してやって、それを培養して合成させるわけです。 また、新たに抗体で叩くべき標的(病気の原因)を探るには、生き物を研究対象とした生物学の知識は必要不可欠になります。 このように抗体医薬品の製造開発プロセスを考えると、分子生物学や生化学、遺伝子工学の知識・経験・スキルは非常に重要になってきます。

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