収益・費用計上の会計基準について 費用は発生主義、収益は実現主義だそうですが、 両者の違いがよくわかりません。 具体例…

Question

収益・費用計上の会計基準について

費用は発生主義、収益は実現主義だそうですが、
両者の違いがよくわかりません。
具体例を交えながらのご説明をいただけますでしょうか。また、なぜそのような差があるのかもご教示いただけると幸いです。

Answer 1

発生主義と実現主義の違いを収益で説明すると、発生主義は取引が発生したと言える時点、例えば相手方から電話、インターネット等で商品の注文を受けた・注文書が手元に届いた・営業担当が受注した・・・等の時点で売上を計上する考え方です。
実現主義は取引が確実に実現したと言える時点、例えば商品の受渡しが完了した・出荷が完了した・相手方の検収が完了した・・・等の時点で売上を計上する考え方です。

費用の場合も発生・実現の考え方は同じです。

会計は、損失・費用は早目(積極的)に、収益は遅目(保守的)に認識するべきというスタンスなので、費用は発生主義で、収益は実現主義で計上するのが基本的な考え方となっています。