支配獲得日以降の子会社の利益剰余金の増減は、連結財務諸表上に反映されます まず、もう一度確認してもらいたいのは、連結財務諸表は、個別財務諸表の単純合算と連結修正仕訳の過程を踏んで作成されます 子会社の利益が増加した場合は、その増加した利益の非支配株主持分比率を連結修正仕訳で修正をかけます たとえば、子会社利益が100増え、親会社持分比率が80%であれば、100の増加利益のうち20%を非支配株主持分へと振替る仕訳を連結修正仕訳として切ります その結果、 /利益剰余金80 /非支配株主持分20 というのが、連結財務諸表へと反映されます 一方、子会社の剰余金の配当は子会社の利益の減少にほかならず、子会社は剰余金の配当について、剰余金の配当100であれば 繰越利益剰余金(利益剰余金)100/未払配当金100 と仕訳をきりますが、連結修正仕訳では、100のうち非支配株主持分比率については、非支配株主持分を減少させる必要があるので 非支配株主持分20/利益剰余金20 と仕訳を切る必要があります また、剰余金の配当については、親会社持分については、内部取引が発生してますので、これを相殺消去してやる必要があり 受取配当80/利益剰余金80 と仕訳となります この二つの仕訳を合算し、貸方の利益剰余金を株主資本等変動計算書上の項目に変えてあげると 受取配当80/剰余金の配当100 非支配株主持分20/ となるという仕組みです 大抵は、子会社利益の増加の反対(減少)というイメージと一部内部取引の発生に伴う相殺消去というイメージができれば、理解されるのも早いと思いますが
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