解決済み
労働基準監督署に臨検してもらうには「申告」と「情報提供」があります。 「申告」は使用者の労働基準法違反によって自分の労働者としての権利が侵害されていることを証拠を添えて申し立てることで警察に被害届を出すことをイメージすると分かりやすいと思います。 この場合には労働基準監督署は必ず事業場に調査に入り、申し立てが事実であれば指導が行われ、申し立てた労働者には結果を教えてくれます。 「情報提供」は文字通り、労働基準監督署に労働基準法違反の情報を提供することです。 こちらは調査を行うかどうかは労働基準監督署が判断します。また、情報提供者は当事者ではないので結果は勿論、調査を行ったかどうかについても教えて貰えません。 電話で相談してというのは「情報提供」なので、進捗状況を尋ねても教えてくれません。
なるほど:1
労基署は匿名または実名でも電話相談だけでは動かない。。。と言われましたよ。 実名で、相談者が自ら相談に出向いた場合は、その会社に調査に入り、結果によっては会社に改善指導や命令を発令します。 労基署が動くと、会社はその改善指導、命令に従わざるを得ません。 それだけの権限を持っています。 それだけ大きな権限を行使する以上は、ガセネタや匿名の情報で動くわけにもいきません。 本気で労基署に相談するならば、電話での匿名相談ではなく、またたとえ実名を出したとしても電話だけの相談ではなく、労基署に足を運び、実名で身分等を明かして真剣に相談しなければ、彼らも本気で動いてはくれません。 また、会社に調査に入るが良いか、と聞かれたら、調査してほしい、と承諾しなければ動くこともありません。
なるほど:2
電話だけでは、申告の内容が真実かどうかわかりません。この種のガセは、毎日のようにあまた寄せられているようです。ですから、電話しても一部のところ以外は、まずコールセンターが受電した後、担当部署に転送されます。
なるほど:1
電話相談ではそもそもあなたの名前も会社名も聞かれませんし、例え聞かれても記録に残るかどうかも怪しい程度です。 電話であれ対面であれ、「相談」はあくまで相談です。いろいろ聞いてくれてアドバイスをくれますが、原則としてそれで終わりです。 電話なんて特にあなたの「実名」すら本当か嘘かを確認できる方法がありませんよね。ならばその話も「嘘」「都合よく改変」「恨みで倍増」「盛っている」などである可能性もあるわけです。 そんな不確定なもので労働基準監督署か「国の力を使って」動く権限が生まれません。 労働基準監督署を動かしたいなら、まず必要なのは「法違反の証拠」です。これを持って、身分を明かして「臨検監督」の申請を手続きしてください。 尚、「匿名で」というのは労働基準監督署が決めます。あなたが決めれることではありません。 法的には調査される会社には「申告者(あなた)名を告げて」調査に入ることにはなっています。ですがそれだとあなたへの報復などの実害が考えられる場合、労働基準監督署の判断で「匿名」にするのです。 なのであなたが望んで出来ることではありません。
なるほど:1
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