① 完全に別である場合 ② 運転士が車掌を兼務する場合 ③ 運転士が日常的に車掌業務も行なう場合 の3パターンがあります。 ① そもそも運転士と車掌は職名も業務内容も違うので、基本的には完全に別になっています。 ② しかし各鉄道会社は、運転士の所要人数を若干多めに確保する場合があります。 これは運転士の免許を取得するための試験日は、毎年2~3回程度、国交省が決める試験期間に限られているし、研修期間も長いので、すぐに「代り」が居なくなって穴を空ける事を防ぐためです。 そのため、運転士の余裕人員を有効活用して、一定期間は「車掌兼務」の辞令を発令して、車掌業務に当たらせる場合があるわけです。 ③ 朝のラッシュ時など、終点に着いた電車をすぐ折り返し運転する場合などには、前位運転室にも後方運転室にも運転士が乗務する形態をとり、両者が 運転操縦↔車掌業務 とチェンジすることでスピーディーに折返し運転を行なうようにする場合もあります。 つまり運転士と車掌が列車の前から後ろまで徒歩で交代する時間を節約するためです。
JRの新幹線や在来線でも運転士が車掌をすることもありますよ。 運転士は国家資格(動力車操縦者免許)が必要で、それを取得するのには長期にわたる研修のため、一朝一夕には養成できません。 このため臨時列車の運転数も踏まえて、あらかじめ多い目に運転士を養成しているため、閑散期などその余剰となった運転士の運用で、在勤車掌として期間(一年間ほど)を決めて車掌の乗務をしています。 これは運転士の行路の中に車掌の行路があるのではなく、車掌の所属する区所等に一旦転勤となるので辞令も発令されます。 また、在来線のワンマンカーを運行する線区では、ラッシュ時や繁忙期に長編成となる場合はツーマン運転をする時があります。その時は運転士が車掌として乗務するので、こういった時は運転士の乗務行路の中に車掌として乗務する列車が組み込まれています。 一方の車掌は運転士のような国家資格ではなく、在籍する鉄道会社の研修によって資格が与えられていますので、車掌が運転士として乗務することはありません、というより出来ません。 こういった運用は、昔の近鉄ような運転途中で運転士と車掌が入れ替わったり、往路は運転士で復路は車掌というような運用ではなく、最低でもその列車だけは運転士として乗務します。
昔の近鉄特急アーバンライナーは鶴橋をでると名古屋までノンストップでした。 大阪線担当の運転士が、伊勢中川の短絡線を低速走行中に、名古屋線担当と運転士に交代し、名古屋線の区間は車掌をしていました。逆に名古屋線の担当の運転士が大阪線の区間では車掌をしていましたよ。
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