棚卸減耗損、商品評価損の計算をすると思うのですか結局なんの数字を出しているのですか？

Question

棚卸減耗損、商品評価損の計算をすると思うのですか結局なんの数字を出しているのですか？する意味はなんですか？

Answer 1

棚卸減耗費の算定は数量の妥当性を検証するために行います。

簡単に言いますと、実際に商品がいくつあるかを金額で把握することです。

企業は商品有高帳を作成して帳簿上で数量を管理しています。しかしながら、帳簿上だけでは実際に販売する際に想定外のことが起こりかねないので、実地調査で商品の数量を把握しておきます。そこで帳簿と実地で数量に差異が生じたらそれを「棚卸減耗費」とします。

商品評価損の算定は価格の妥当性を検証するために行います。

簡単に言いますと、原価が時価より低いか否かを金額で把握することです。

商品は、販売目的で短期的に保有する資産です。

つまり、商品を売って利益を得るために企業は経済活動を行うわけですが、損失がわかっているものについては売る意味がありません。

商品評価損の算定は将来に損失が起こるかを価格を見て検証します。

そのため、帳簿上の原価と期末時における正味売却価額(時価)を比較します。

その結果として、原価が時価を上回っている場合は将来の損失がほぼ確定していることになります。

それを将来の損失とすれば将来の財務諸表の見栄えが悪くなります。

よって、商品評価損の算定は過大な帳簿価額を減額し、将来に損失を繰延べないために行うといえます。

当該損失は「商品評価損」とします。

Answer 2

棚卸減耗損は今50個あるだろうと在庫を確認すると45個しかなかった。
この5個を棚卸減耗損として表示する
商品評価損は100円で仕入れたものを90円で売った。
この10円分を商品評価損とする。
みたいな感じですかね