23卒の大学3年生女です。

Question

23卒の大学3年生女です。大学生活はサークルなし1年生の時以外オンライン授業でバイトのみの生活でした。私の大学は4年生からゼミが始まります。そこで、本当にガクチカがありません。ボランティア活動や留学もしてません。後悔しています。この前ESの講座に行った時に周りと差がつくようなエピソードがいいと言われ、私にはそんなエピソードがありません。
一昨日にWebマーケティングのセミナーを受けました。就活での新しい視野としていいなと思い、独学でするかオンラインスクールに通うかで悩んでいます。オンラインスクールは約10万円でした。決して安くはない金額です。
私は個人的に韓国語を独学しましたが、文字を読めるまではできてもその後は続かなかったので、結局大学の講義で取りました。私の性格上オンラインスクールの方がいいですが、金額もですしまだ不安があります。でも、今の自分じゃ自信を持ってできることがありません。まだ自分の中で決意しきれてないので親にも相談してません。
みなさんなら、将来の自分への自己投資としていいと思いますか？

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。

>みなさんなら、将来の自分への自己投資としていいと思いますか？

結論から書くのなら、お止めになったほうが良いかと思います。なぜなら、ガクチカの目的を間違えておられるからです。

確かに「周りと差がつくようなエピソードがいい」というのは間違いではありません。ただし、（「差がつく」の意味の捉え方にもよりますけど）それは部分の話であって優先順位は下だからです。

「ガクチカ」とは、そのまま読めば「学生時代に一番力を入れて頑張ったこと」ですから、自分が頑張ったと思えるものを書くわけです。ただ、ES講座の先生が仰る通りで、担当者は何人分も読みますから差がつくようなエピソードであるほうが有利であることは否めません。そこまでは正解です。

ただ、ESや履歴書の各欄のテーマや、面接における質疑応答などは何のためにアウトプット（書く・話す）しているかと言うと、内定を取るためなのです。ですから、印象に残る「差がつくようなエピソード」であるよりも、自社にとって価値が大きい「自社事業や組織に役立ちそうなスキルや経験」であることのほうが遥かに重要なのです。つまり、「差がつく」の意味として、「他の人がやっていない」とか「珍しい」ではダメなのです。「ガクチカがその会社にとって非常に大きな価値があり他者と差別化が図れる」というところまで昇華できればOKと言ってよいかと思います。

あなたが、すでに大半の時間を使って打ち込んだもの（例：スポーツで国体強化選手になった等）があるのであれば、それを活かすこともやぶさかではないでしょうが、これからお金と時間を掛けて得ようとするものが「差がつくようなエピソード」くらいではもったいなさすぎます。「自社事業や組織に役立ちそうなスキルや経験」であるべきなのです。

それでは、「自社事業や組織に役立ちそうなスキルや経験」を得るためには何をどうすれば良いかという話ですね。それは、あなたの進む先（目的地・ゴール）をシッカリ考えて決めるしかありません。それが決まらなければ、結局その手前の良さげで無難な選択で我慢や無理をしなければならなくなります。

おそらく、今すぐに志望先を決めろと言われても難しいかもしれませんよね。ただ、いつかは決めなくてはなりませんし、それが遅れれば遅れるほど当てずっぽで効果の低い準備をしなくてはなりません。さらに言えば、その方向（職種・業界）を目指す人にとっては当然必要となる準備をする時間が足り無くなることもありえます。

あくまでも例えばの話ですが、医師や看護師になる人にとっては、高校を卒業する前の時点で行き先を決めて進学先を選ぶしか無いわけです。適当な学部に進学してからでは遅いですよね。まぁ、これは極端な事例ですが、何の準備もせずに「大学生活頑張りました」だけで就職できる会社や職種ばかりではないことも事実です。

長文になってしまいましたが、何を準備するかを限られた時間とお金の中で効率的に実行するには、何処に行くのかをまず決めてからという順番になります。何処に行くのかわからないうちから何かを準備をするのを投資とは言えないというのがおぢさんの回答です。

もちろん、勉強の内容そのものに興味があって取り組みたいのであれば全く別の話となります。その際には、無理やり就活に結びつけないほうが良いかと。