会計年度任用職員は良いところと悪いところは何処ですか？ またこの制度は今後は廃止される可能性も高いですか？

Question

会計年度任用職員は良いところと悪いところは何処ですか？
またこの制度は今後は廃止される可能性も高いですか？

Answer 1

まず、会計年度任用職員は、制度ができてからほぼ１年という制度ということを理解する必要があります。

制度導入の目的としては、非常勤の公務員を同一労働同一賃金の原則に一致して運用することが最大のポイントです。

会計年度任用職員の良いところ／悪いところというのは、正規職員と比較するか、以前の制度と比較するかによりますが、以前の制度と比較した場合のメリットは、上記のとおりより均等待遇に近くなっている、ということですが、デメリットは正規職員との差が解消されていない、ということです。

まだスタートして間がない制度ですので、契約更新のありかたは実際には今後の動きを確認する必要があります。更新の条件についても厳格化されたので、ちょっと間をあけて継続していないような形式で長期雇用できないので、無期転換されるか、切られるかはわかりません。

このあたり不透明というのもデメリットになるかもしれませんね。スタートしたばかりの制度ということで、抜本的な見直しについても当面は行われないでしょう。

あと国であれ自治体であれ、財政的に厳しく、長期雇用が難しいので、民間委託という形で非正規公務員を減らす傾向となっています。個人的に行き過ぎた民間委託は問題だと思いますが、税金を払いたくない人が多いので、仕方ないでしょう。

制度の良し悪しもありますが、最後に書いた財政難のしわ寄せがきそう、というのが最も大きなデメリットかもしれません。

Answer 2

【会計年度任用職員】地方公務員（一般職）
1年任期期限の最大4～5回公募によらず任用される制度

メリット
・非正規ながら期末手当/退職金（フルタイム）が支給
・働き方がフル/パートタイムと選択可能
・パートタイムの場合副業可能
・正規と比べ責任が低く定時に帰れる
・精神的ストレスが無くお気楽ワーク♪

デメリット
・1年の任期期限と雇用が不安定
・給料/待遇が正規雇用（公務員）と比べて低い
・公務員法が適用され副業原則禁止（フルタイムの場合）
・残業が無く収入の増額が期待出来ない（パートタイムは別）
・所詮は非正規雇用なので社会的な信用が低い

今後、この制度は改正、改善が必要かと思いますが、
廃止される可能性は否定出来ません。

Answer 3

「正規の職員が一生懸命に長期間、予備校にも行って勉強し、高倍率を勝ち抜いた集合体だけど、長い期間働いてたら、パチンコ屋みたいに無試験で『バイトリーダーから社員』にさせてもらえないのかな？」

と面白い発想をする者が一定数いるところ。