財務会計Ⅰ 日商2級 決算整理仕訳について

Question

財務会計Ⅰ 日商2級 決算整理仕訳についてQ. 支払家賃は、5年前より毎年9月1日に1年契約を更新して毎年支払っているもので、当期も20X8年９月１日から１年分を同日に支払っている。

A. 前払費用 65,000/支払家賃 65,000

会計期間は20X8年４月１日から20X9年３月３１日までの１年。決算整理前残高試算表の支払家賃の金額は￥221,000です。

どうやって￥65,000を出すのか教えて頂きたいです。

Answer 1

「毎年」という語句があることから、支払家賃は前期の９月１日にも１年分を支払っていたことがわかります。
決算が３月31日ですから、４～８月の５ヵ月分が前払家賃として前期から繰り越されています。
そして、当期の９月１日に１年分（＝12ヵ月分）支払っていますから、支払家賃勘定の残高221,000は５ヵ月＋12ヵ月＝17ヵ月なのです。
そして、当期も５ヵ月分を次期に繰り越します。
ですから
221,000×５ヵ月÷17ヵ月＝65,000
となります。

Answer 2

5年前から毎期9/1に1年分を支払っていることは前期決算でもアンサーとまったく同じ仕訳を起こしていると考えます。

前期末の仕訳
前払費用65,000/支払家賃65,000
4〜8月の5ヶ月分@13,000

当期期首の仕訳
支払家賃65,000/前払費用65,000

9/1の仕訳
支払家賃156,000/現金預金156,000
@13.000×12ヶ月分

当期の仕訳の借方支払家賃を合計すれば試算表の221,000となります。
こういう問題が出た時には３つの仕訳を時間軸で覚えておくと迷うことは無くなります。