地方公務員の給料はその地域の一般の人の平均給与と同額にしないのは何故？

Question

地方公務員の給料はその地域の一般の人の平均給与と同額にしないのは何故？

Answer 1

基本は平均だと思いますよ。
仕事柄、民間給与の実態をよく見ますし、ある企業の給与が公務員給与との比べてどれだけ高いか低いかなどもよく検証しますが、問題は「その地域の一般の人」をどう捉えるかだと思います。
地方公務員といえば、市役所が典型的ですが、市役所といえば組織・規模・仕事の分野・内容とも大企業並みです。
市役所に匹敵するような企業は、田舎には中々ありません。
例えば都会なら、市役所に匹敵する企業（大企業）は多いですが、田舎では市役所が最も大きい企業であることも珍しくありません。
こういう状況ですから、田舎であれば、地方公務員をその地域の一般の人と同額にするのは、その規模等から考えて、むしろ不公平だと思います。

ちなみに、私の勤務先は中小企業より少し大きいですが、大企業ではありませんし上場もしていません（もちろん区役所とは比較にならないほど小さい企業です）。
でも、給料は同じくらいの年齢の公務員よりも多いです（従兄弟が公務員なのでわかります）。
東京と田舎の差と言えばそれまでですが、公務員の給料は、基本は地域のそれなりの規模の企業の平均よりもむしろ低いと思います。