高校生のレポートについてです。

Question

高校生のレポートについてです。今月、医療系のレポートを書くことになっているんですが、私がテーマにしようと思っていることが2つあるので、どっちがレポートのテーマにふさわしいか教えて頂きたいです。
以下
・放射線を利用したがん治療は、化学療法や手術による治療と比べ何が良いのか。
・なぜ放射線を当てればがんが治るのか。

放射線系の事で他にもおすすめのテーマがあれば、教えて頂きたいです。
レポートを書く時間はとっても短いのであまり深くまで調べられません。高校生でも理解できるような内容を書きたいと思ってます。

Answer 1

なぜ放射線を当てるとがんが治るのかというテーマは高校生には難しいと思われます。分野でいうと放射線腫瘍学であり1つの学問として成立するほど奥が深いです。

なので、放射線治療は化学療法と手術に比べ何が優れているかというテーマの方が簡単だと思います。このテーマだとそれぞれの治療法の利点と欠点を示して、結論を書くだけで高校生のレポートとしては十分だと思います。

以下にそれぞれの治療の特徴を示します
<放射線治療>
・放射線を当てるだけなので体に傷がつかない（侵襲性が少ない）
・臓器の機能温存ができる
・局所的にな治療になる（全身同時の治療はできない）
・放射線による障害が現れる可能性がある
・放射線治療をした部位に再発を起こしても。追加の放射線治療はできない
・高齢で体力のない人も可能
・治療が完遂するのに1月ほどかかる

<手術>
・摘出により癌を直接取り除ける
・取り残す可能性がある
・体への負担が大きい（麻酔など）
・局所的な治療になる
・一度のオペで終わる

<化学療法>
・全身の治療が可能
・目に見えない転移巣などにも有効
・副作用がある（アナフィラキシー症状や吐き気など）

私は放射線治療が専門のため、手術と化学療法についてはあまり特徴が欠けていませんが、それぞれの治療には良いところと悪いところがあり、1番の治療法はありません。
また化学療法と放射線治療を組み合わせた化学放射線同時療法(食道がんなど)や手術をした後に癌があった場所に追加で放射線を当てる方法（乳房温存療法など）もあり治療の方法は様々です。

放射線治療、手術、化学療法はがん治療の3本柱であり、それぞれには一長一短がある。またそれぞれの治療を組み合わせることでより良い治療成績が望まれる

以上のことをレポートに書けば何とかなると思います。