2000年から2018年までSAP導入コンサル会社を経営していました。 初期の10年ほどはSAPの「コンサルティングパートナー」をしておりました。このころは会社数も少なくて、SAP社からこの会社の導入支援をしてくれないかとの話も多くあり営業的には大変助かっていました。パートナーとしての高いライセンス料も苦にならないものでした。 時にはSAPの営業の方と見込み顧客にお邪魔して一緒に売り込みもしました。 私の会社は名も知られていない弱小なパートナーでしたので、地元の中堅企業にリーズナブルなコンサルティング費用を提示して評価も高かったと思います。 一方大企業がお客様の場合は、導入コンサルを選ぶのは入札が多くなってきたように思います。この場合は私の会社はあまりにも無名なので入札に参加することは殆どありませんでした。 次第にSAP社にお客さんを紹介してもらうことも無くなったのでパートナー契約を解消しました。お客さんからSAPのパートナーですか?と聞かれることは全くありませんでしたので、不都合は感じませんでした。 大切なのは過去の実績、成功談ですのでそれさえあれば大丈夫だと思います。 ただし、見込み顧客を見つけることは非常に手間でコストが掛かることです。 それからSAP導入支援を生業にするにはアプリケーションを持つ必要がありますが、パートナー契約すればERPだけでなく全てのアプリの提供を受けることができます。 少し前の経験なので参考になるかどうか不安ですが、以上です。
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