連結財務諸表は、ほとんどが大企業で、中小企業と関わる上では、 あまりお目にかかることは、ないのですか？

Question

連結財務諸表は、ほとんどが大企業で、中小企業と関わる上では、
あまりお目にかかることは、ないのですか？大企業の監査をする公認会計士はともかく、例えば中小企業と顧問
契約を結ぶことが多い税理士の場合、連結貸借対照表や損益計算書
キャッシュフロー計算書などの連結財務諸表の知識は、税理士試験
の勉強でも、実務でも、必要ないのでしょうか？

Answer 1

公認会計士です。お答えします。

おっしゃるとおり、中小企業において連結財務諸表を作成している企業は稀です。

理由：作成義務がないから。

「金融商品取引法」では、原則として上場している企業のみ、連結財務諸表を作成し開示する義務が定められています。
つまり、上場していない企業（中小企業など）では作成義務がなく、よっぽどの事情がない限り、面倒なので作りません。

ただし、税理士試験においては連結財務諸表の知識も必要です。
試験範囲にありますからね。
試験範囲に含まれる理由としては、当然「上場企業」をクライアントとする場合もあるからです。（公認会計士ほど機会は多くありませんが。）