東北大行けるだけの学力があるのでしたら、まずは大学に行って、その後国家総合職とかチャレンジしてみては如何でしょうか? 正直、高卒で公務員はもったいないと思います。
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生涯収入は試算が難しいですが、web上に高卒公務員の生涯収入の平均が2.5~2.6億円で、大卒程度公務員と余り差がないと試算されていました。 これは東洋経済による生涯収入ランキングの400位台と同等ですし、この数字が条件の良い時代に入職した方達を含むもので、今後入職する方達は低くなるとは言っても、企業には競争の中でのリスクがあるので、決して悪い条件ではないと思います。 まして大学の学費を要さないので、進学して学びたいことがないのならば、高卒公務員も良い選択の「一つ」だと思います。 もちろん、社会全体の調和がとれた発展のために働くという、民間にはできない役割がありますので、それも大きな魅力でしょう。 高卒程度の公務員試験に向けた勉強ですが、筆記や作文はたいして難しくありません。 質問者さんは勉強のできる方の様ですから、今から書店の問題集で勉強しても合格水準に達するでしょう。 あとは、筆記の成績を持ち越した上で面接の評価をプラスするのか、筆記試験の成績を考慮せず面接の成績のみで合否を判断するのかの違いに応じて、どこまで筆記試験で点数を取りに行くかを考えることとなります。 ただ、最近の公務員試験は人物重視の傾向にあり、特に地方公務員はその傾向が強い場合が多いです。 そして、最終面接は筆記試験や初期の面接をクリアした「見どころある人達」が少ない採用枠を争うので、突破がかなり難しくなります。 ですから、「筆記や作文の合格はスタートラインに立つためのもの」と考えて、人物試験の対策も早期から着実に進めるべきだと思います。 私は民間企業で面接官や応募書類・論作文のチェックなど採用試験に関与しており、その経験を生かして高卒公務員試験の面接・討論・作文のサポートをしたことがあります。 その際には、例えば面接対策ならば自己分析や団体分析、アピールポイントの明確化、想定問答作成、口調や表情の指導など、対策の内容部分は全て私が考え、サポート対象者はそれを練習して正確に実行するだけ(…正確に実行できるのも凄い能力ですが…)という役割分担でした。 ですので、サポート時の多岐にわたる検討の中からは、私自身の者での経験もあって、実際の受験者に参考としていただける視点がたくさん得られたのですが、全てはとても伝えきれないので、その中から2つだけお伝えします。 1つ目は、面接は結局のところ「一緒に働きたい人を選ぶ場」であるということです。 仮に評価基準を明確化していても、その各基準にどれだけ該当するかを判断するのは、最終的に面接官の「好み」に影響されます。 好みは、団体・職種による差もありますし、面接官の個人差もありますので、正確に把握することは不可能ですから、常識的な視点での「好まれる人」を体現できるよう、対策して臨むしかないと言えます。 今後、質問者さん自身の経験や、経験から得た思いなどを分析・整理して、できれば3~4つのアピールポイントを明確化して面接等で伝えていくのですが、その分析・整理は「公務員の好む視点で」行う必要があります。 また、 笑顔をはじめとする表情、姿勢、所作振るまい、正しくも堅苦しくない口調、清潔感といった、内容以前の部分でも「好まれるキャラクター」を確立するよう留意して生活なさってください。 2つ目は、高卒程度の募集には、最若年層としての「素直さ」に対する期待が、大卒程度に対するよりも大きいということです。 これは無意識の期待であって、明確なものではないかもしれません。 しかし40歳後半から60歳程度の面接官が、20歳前の若者に何を期待するかを考えると、自ずと理解できると思います(私の社の面接官仲間でもそう期待する者は多いです)。 ですから、論理性や説明能力等の「能力面」を強くアピールすると、却って印象を下げかねないと考えて、本音では強くアピールしたい事も「柔らかに」行うこととなります。 すると、高卒程度では大卒程度よりも「経験から能力を語る」手法が一層必要になりますから、「部活動で仲間とともに厳しい練習に耐え、2年間チームワークを発揮して頑張ってきた」等のような「語れる経験」が不足すると勝負になりません。 また、「対策したアピール」が行い難いならば、「生活全体が指し示す『素の人物像』が評価されやすい」とも言えます。 この点から言えば、応募時や筆記試験合格後(面接前)に成績証明書等の提出を求める団体では、当該証明書等には成績や出欠席・遅刻はもちろん、場合によっては取得資格や教師による人物評まで記載されていて、まさに「素の人物像」を示す資料となるので注意が必要です。 特に、面接でアピールする人物像が教師による人物評とかけ離れていると、面接官に疑念を持たれるおそれがありますから、学校から余分に証明書等を取得して、内容を確認すると良いと思います(私の場合は、学校が受験先の数しか発行しない方針だつたので、ダミーの受験先を設けて余分を取得しました)。 最後に。 「好みに左右される」ことと「対策したアピールより素の人物像が評価されやすい」ことから、高卒公務員は最終合格の為の対策として、何が適切なのかが分かりにくいと感じます。 例えば素の人物像が整っている人(成績優秀・部活中心人物・資格多数・無遅刻無欠席な人)は合格する可能性が高いですが、団体や面接官の好みの差で不合格となる場合もあります。 仮に好みに合致していても、他により好ましい者がいれば採用数が少ないので不合格となります。 ですから結果を見ると、合格者と不合格者の差は紙一重な場合が多々あります。 これは高卒公務員試験に限ったことではなくて、世の中のあらゆる採用試験に共通することですが、高卒公務員試験の場合は大学受験の勉強がおろそかになりやすいので、非常に残酷な結果を招く場合があります。 そう考えますと、自身の能力を更に育てて、それをアピールしやすい大卒程度として公務員試験を受ける方が、質問者さんのように能力が高い方にとっては「対策が執りやすい」と感じます。 冒頭、高卒公務員も良い選択肢の「一つ」と記しましたが、大卒公務員も大卒民間も、良い選択肢にできるかは質問者さん次第です。 しっかりと考えて決心なさったら、それに向けて最大限の努力を払うこととなるでしょうが、高卒公務員の場合は、どこも合格しない場合の身の振り方も考えておくことをお勧めします。 頑張ってください。
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