学習塾は学校を超えるブラック業界です。私の以前勤めていた学習塾で言うと、年間休日は60日前後、講習などの月だと残業時間は150時間を越えていたと思います。講習中は、朝8時に出勤して、退勤は夜中の12時なんて当たり前でした。 学習塾は民間企業ですので利益を挙げなければいけません。そのためには、新規入塾生の募集のための営業・広報活動、教室の管理のためには事務や総務的な業務内容、また成績を上げることについてはシビアに結果が求められますから授業にもかなりの準備が必要ですし、かなり雑多な業務があります。 教室長にもなると一般の業界の店長業務にプラスして自身の授業の準備もなおざりにできない、と考えればいいと思います。 時期によっての差が大きい業界でしたが、繁忙期にはやることが多すぎて、なにかをあきらめて犠牲にしなければまわしきれないと感じる時期も多かったです。 しかも少子化の影響で経営の厳しい塾が多いので、残業が月に150時間あっても、それには一切残業代が出ない塾がほとんどです。 私は教員養成系統出身のため、公立学校の教員の友人も多いですが、その友人たちがみんな呆れるような勤務実態が学習塾にあります。
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