明治時代の下女、小間使いについて。

Question

明治時代の下女、小間使いについて。明治時代の下女、小間使い(女の小間使い)両方を有する場合、雇い主の身分はどのくらいだったんでしょう？
華族ですか？
それぞれ一人ずつなら、華族の下の階級くらいですか？

Answer 1

明治に限らず、戦前の社会では、華族や大富豪でなくても医師、弁護士、公務員、大企業の正社員などの家庭は、何人かの男女の使用人を雇っていました。

当時は大学出のエリートと一般庶民の給与の格差が大きかったのです。
大学出の職業は江戸時代の幕府旗本と同等以上と見なされていましたので。

小間使いは女主人の秘書兼身の回りの世話役。江戸時代は御女中とも呼ばれた。
下女は掃除・洗濯・料理・風呂炊きなどの主人から離れたところでの家事労働をする者です。

ただし小間使いと下女の両方を雇っているのは相当なお金持ちでしょうね。
下女は誰でも雇いたいと思うけど、女主人専用秘書はいなくてもあまり困りませんから。

欲しい順としては、まず下女、次に下男、ついで執事、最後に小間使いでしょう。

下女にプラスアルファで女主人の身の回りの世話もさせたものが、言葉のインフレーションで女中と呼ばれるようになりました。

Answer 2

どちらも使用人で言い方が異なるだけです。

囲い者のおめかけさんでも、女中ぐらい置けましたよ。

Answer 3

小間使は奥様の秘書的な仕事や坊ちゃまのお世話係でフツーの家事労働は下女達がしました

小間使を置ける家庭は華族、富豪、政治家など

白樺派のお金持ちの坊ちゃん達の小説には当たり前のように可愛い美人の小間使が登場します

「猫」のクシャミ先生のお宅ではお嬢さんに「後でおならはごめんだよ、プウプウプウ」と教える下女が居ました