藤井四段は義務教育を受けている時期なのですが、順位戦の様に夜９時を過ぎる対局は法的に大丈夫なのでしょうか。

Question

藤井四段は義務教育を受けている時期なのですが、順位戦の様に夜９時を過ぎる対局は法的に大丈夫なのでしょうか。

Answer 1

法的には大丈夫と解釈されているはずです。

法律で禁じているのは、「15歳になっていない人(＝中学生)を雇い入れ、働かせること」(労働基準法56条)、また仮に雇い入れていい年齢であっても「午後10時から翌朝５時までの深夜労働」(同法61条)です。
https://www.hiraku-navi20.jp/layer3/c01_04.html#

一方、藤井四段は中学生には違いないものの、日本将棋連盟に雇われてプロ棋士を務めているわけでなく、逆に連盟からプロの免状を得て「自主的に対局をこなしている」という独立した事業者であって、労働者ではないために上記の法律に触れる部分がないのです。

まあ連盟の方でも、彼に免状を出す段階で関係省庁の確認は得ていると思います。「自主的に対局をこなす」といっても、対局スケジュール自体は連盟側が一方的に決め、深夜時間帯に及んだり平日の授業よりも対局を優先せねばならなくなる事情など、本人の裁量で自由に対局時刻を選べるわけでないため、「雇われている関係と解釈できないか」を念入りに協議してお墨付きを得たに違いないのです。いま公然と対局できているからには…

Answer 2

藤井さんは労働者ではない。誰とも、雇用契約など結んでいない。個人事業者であり、表現者というカテゴリーの人。なにより、父兄同伴で親の監視下ということにもなってていると思われる。

Answer 3

これは約３０年前に旧労働省が出した
「光ＧＥＮＪＩ通達」というモノが
出て、才能のある芸能人は表現者であって
たとえ中学生でも２０時以降に
働く事が出来ると決まったのです。

http://vita.yokohama/hikaru-genji-notification
【光GENJI通達】厚生労働省に20時以降も
生出演を認めさせた恐るべきパワー

厚生労働省が定める労働基準法では
義務教育中の者に対して、
20時 ～ 午前5時までの夜間から早朝までの
時間帯に労働させる事を禁じています。

もちろんテレビ番組といえど例外は通用せず、
ザ・ベストテン等の視聴者からのリクエストで
順位が決まる歌番組で
「労働基準法のために出る事ができません」
と、出演ができなかった事が思い出されます。

当時絶大な人気を誇った光GENJIでも、
義務教育終了前のメンバーが2人いたため、
20時以降の生放送では5人での出演回が多々ありました。

しかし業界関係者から今でも「光GENJI通達」
と言われている通達が1988年に出て、
20時以降も出演できるようになったのです。

光GENJI通達が出来上がるまでの経緯が2016年9月6日放送の
「中居正広のミになる図書館」で佐藤アツヒロから語られ、
労働省まで動かした光GENJIの人気ぶりを改めて思い知らされたのでした。

光GENJI通達が出た経緯

1987年8月19日に7人のメンバーで
結成された光GENJIは瞬く間に人気となりました。
しかし佐藤アツヒロともう1人のメンバーの合計2人は
当時まだ中学2年生だったので、
20時以降の生番組へは出演ができなかったのです。

中学生の2人が出演できない時間帯は、
7人ではなく5人での出演となり、
そのために振り付けを変更したりもしました。
翌年1988年も2人はまだ中学3年生なので、
5人での出演が続いたのです。

当然テレビ局やジャニーズ事務所に
「何であの2人を出させない」
と苦情が殺到したのです。

そんな中、同年1988年に労働省から
次のような通達があったのです。

その人の提供する歌唱、演技等が
基本的に他人によって代替できず、
芸術性、人気等当人の個性が
重要な要素となっていれば、
午後8時以降でも働くことは認める

この通達によって、中学3年生だった
佐藤達も20時以降に出演する事が可能となったのです。
これが今でも語り継がれる光GENJI通達の内容なのです。

イケメンゆえにメンバー内でも
絶大な人気を誇った佐藤アツヒロ
の代わりは誰にもできません。
佐藤が出ないなら
その番組を見ないという
視聴者もいたかもしれず、
グループの人気にも影響が出る事でしょう。

まさに佐藤アツヒロに寄せて作られたような法律なのです。

この通達が出された理由として、
番組内で中居正広が
「労働省にも苦情が来たのではないでしょうか」
と考察しています。

当時「日本は不沈空母」と言い放った
某元大物総理がジャニーズ事務所の
顧問に付いて、労働省に圧力を
かけたという説も有力でした。

Answer 4

風営法に引っかかるような場所にはいないし、親も同意してる（だろう）し、下手すりゃ同じ会館内にはいるだろうから問題にはならない。

保護者の同意なしで補導される場所にいたら条例に抵触するだけ。
親からすれば年収４千万クラスの子供の足を引っ張る理由はないと思う。