退職願と退職届の性質の違い 読んで字のごとく退職願は「退職を願い出る書類」であるのに対し、退職届は「退職を届け出る書類」です。つまり、退職願は「○月×日に退職したいと思います」という願書で、退職届は「○月×日に退職いたします」という書類なのです。この性質の違いは言語上のものではなく、正式な書面としてのものです。 【退職願いには出来て退職届には出来ないこと 】 では、この性質の違いは一体どのような違いになって現れるのでしょうか? それは前述したような、退職の意思を撤回する際に現れてきます。退職の意思を撤回できるのは「退職願」だけで、「退職届」では退職を撤回できないのです。つまり、「退職願」は「退職を希望していることを表明する」もので、「退職届」は「退職への強固な意志を表明する」ものなのです。 【辞表と退職願・退職届の関係 】 テレビドラマなどでは「辞表」を上司に提出することが多いですが、この場合の辞表は退職願または退職届に相当します。つまり、「辞表」として書くのが退職願か退職届で、退職願や退職届に「辞表」と書いて提出するのは間違っているのです。「辞表」を出すのは、取締役などの会社運営に関わる重役や公務員なのです。 【退職届の書式 】 基本的に退職願と退職届は、同じ書式で書いてしまって構いません。 退職届の書き方 1.一行目の中央に「退職届」と明記 2.二行目の最下に「私事、」として書き始める ※「私儀、」としても可。いずれの場合も「、」を忘れないこと 3.三行目の頭から次の文章を記す 退職届の本文「このたび、一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって、退職致します。」 ※「○○年○月○日」には退職する日を記入。基本は退職交渉時に決まった日付、わからなければ退職交渉をした相手に確認。退職交渉がまだの場合は 退職交渉前に提出する場合 を参照 4.1行開けて、提出する日付と所属部署名、自分の名前を書く 5.自分の名前の下に認印または三文判(シャチハタのような朱肉がいらないものは不可)で捺印 6.宛名として、退職する会社の正式名称と代表者名(社長)を明記 ※会社名は「(株)」「(有)」など省略は不可 ※代表者名が自分の名前よりも上に行くよう余白を調整する ※「様」を忘れずに(様の代わりに「殿」としても可) きれいに書き上げた退職願や退職届は、便箋のまま提出するわけには行きません。三つ折りにして、封筒に収めて提出しましょう。封筒の表側には大きく「退職願」または「退職届」と書き、裏側には自分の所属する部署と自分の名前を書き込みます。退職願・退職届を封筒に収めたら糊付けして、上司に提出しましょう。
なるほど:52
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