通関士についての質問です。

Question

通関士についての質問です。通関士国家試験には「通関実務」という科目があり、合格すると実務経験があると見なされそうですが、
実際通関士に合格しただけでは求人を出す企業は実務経験者と認めてくれないのが現状だと思います。

しかし下記参照の財務省のとりまとめのⅡの（１３）「通関士となる際の実務経験について」では有識者達は、通関士の試験には通関実務の科目があり、それに合格したのだから通関士になるのには通関実務の経験を必要性は乏しいと述べられています。
https://www.mof.go.jp/customs_tariff/trade/facilitation/ka20150625.pdf#search='%E9%80%9A%E9%96%A2%E6%A5%AD%E6%B3%95+%E6%94%B9%E6%AD%A3'

この様に企業と有識者＆合格者の間には実務経験の有無の認識が乖離しているのが現状だと思います。
そこで質問です。
一体この溝はどうしたら埋まりますか？
皆さんのご意見お待ちしています！

補足

ⅡではなくⅢでした修正します

Answer 1

実務経験を試験ではかるのは難しいですが、通関士の実務経験を法定要件にしてもあまり意味がないといの判断だと思います。
各通関業者での勤務年数を要件としても業務内容は千差万別であり、特定品目を月に数件するだけの場合もあれば1日で何十件も処理するところもあります。
であれば実際に通関士として業務させるかは各業者の判断でいいということでしょう。

Answer 2

通関実務経験者ですが、
＞通関士になるのには通関実務の経験を必要性は乏しい
というのは、実務経験者が言うことであって、未経験者が言うことではありません。

以前私の職場にも大学時代に試験受かって新卒で入ってきた通関士がいましたが、何の即戦力にもなりませんでした。
ただし何の知識もない人よりは飲み込みは早かったですけどね。

Answer 3

拡大解釈し過ぎです。

実務経験があれば「通関実務」の試験科目は免除になりますが、だからと言って、逆に、「通関実務の科目に合格すれば実務経験があるとみなされる」とはなりません。
純粋に試験の科目免除の規定の話を、実際の実務経験の話に置き換えてはいけません。

また、財務省の資料も「通関士になるにあたって、実務経験を必須とすべきではないのか？」という意見への反論として「試験科目に実務が含まれるからその必要は無い」と言っているだけです。
いちいち通関士の確認の際に実務経験確認するのは、通関業者にとっても税関にとっても余計な手間だからやりたくないでしょ？
これも純粋に通関士確認の手続きの話であって、それ以上でもそれ以下でもありません。

財務省も有識者（”有識者”には通関業者側の人も含まれます）も、誰も「通関実務」に受かったから実務経験者と同様、即戦力として働ける、なんて言っていませんよ。