財務３級で定額法の公式は （取得価額―残存価額）／耐用年数× 使用月数 ÷ １２ヶ月 ですよね？ 取得日がＨ26…

Question

財務３級で定額法の公式は
（取得価額―残存価額）／耐用年数× 使用月数 ÷ １２ヶ月
ですよね？
取得日がＨ26.10.1でH27.12.31決算だと使用月数が１４か月になってしまいますよね？でも解答には使用月数÷１２か月がのってませんでした。どういうことなんですか？
問題
Ｈ２７．１２月期決算に計上すべき建物の減価償却費を求めよ
取得額40,000,000
取得日Ｈ２６．１０．１
耐用年数５０年
定額法の償却率 ０．０２
償却方法 定額法
残存価格０
です
自分がやると（40,000,000－０）／５０×０．０２×１４／１２になると思うんです。
正解の800,000にならなくて困ってます。解答には計算式しかのってなくて行き詰ってます。どなたか解説してください

Answer 1

あのな。

問題良くよめ。

＞Ｈ２７．１２月期決算に計上すべき建物の減価償却費を求めよ

↓

平成２７年の１月 から １２月 までの 減価償却費を求めろってことだ。
つまり 使用月数 は １２ ヶ月ってこと。

それにさ、損益計算書って 普通１年の会計年度を前提としているって
ちゃんと 理解しているか？

期首に既に会社にある資産について 期末まで減価償却するんだったら
使用月数÷１２か月 なんて 必要ないだろう。
使用月数は １２ヶ月で決まっているからな。

なんで 平成 ２６ 年 の １０月、１１月、１２月 の 減価償却まで 計算しようとするんだよ。 そこは 平成２７年度ではなくて平成２６年度の決算ですでに計上されているはずだろうが。

それとな 仮に BSを作成するときに 「定額法」で減価償却「累計額」 を 算出するんだったら

（取得価額―残存価額）／耐用年数× 使用月数 ÷ １２ヶ月 の公式を使っても良いのだろうが

取得日からのＨ26.10.1でH27.12.31 までの 使用月数を 数えるんだったら １５ヶ月だろうが。

指折りながら 数えて確かめてみろ。

Answer 2

>でも解答には使用月数÷１２か月がのってませんでした。どういうことなんですか？
減価償却のそもそもを理解しないで、頭から公式を使用しようとするところに問題があります。
減価償却は、取得価額から残存価額(本問の場合は0)を引き、それを耐用年数で割り、1年間あたりの償却費(消耗度)を求めるものです。耐用年数の年数をかけて(本問の場合は50年)費用を分散しようとするのが目的なんです。

そうすると公式通り、(取得価額ー残存価額)÷耐用年数
で答えが計算できます。
後のx12÷12は、いわゆる月割計算で1年間に満たないものを月割りで求めるというものです。減価償却費は、1年単位で求めていますから、12か月未満であれば1年分を12で割って、月数を掛けてやれば計算できます。
今回は丸丸1年間なので、12÷12というのは意味がないので使いません。

Answer 3

減価償却とは、そもそも取得額を各決算期ごとに費用配分する手続きです
から、この問題の場合は、H27.1.1~H27.12.31までの１年分を計算する
ことになります。H26.10.1~H26.12.31の分はすでに計上済みですので
ここでは計算する必要はありません。
H26.10.1は取得日であって、決算期の初日ではないですから。

よって、

(40,000,000ー0)÷ 50×12か月÷12か月=800,000

あるいは、

(40,000,000ー0)×0.02×12か月÷12か月=800,000

こうなります。

14か月分を計上すると、前期にすでに計上したものを今期も計上する
こととなり、二重計上になってしまいますので、注意してください。

Answer 4

公式への当てはめ方をちょっとミスしちゃってます。
公式通りにやるなら
(取得原価－残存価格)÷50×12÷12
償却率を使うなら
取得原価×償却率
です。
÷50は×0.02と同じことですから。

それと、何故14ヶ月分償却しないのか、ということですが、h26.10.1に購入したのならh26.12.31の決算時に3ヶ月分月割りで減価償却費を計上します。
ですから今期の決算ではちょうど1年分計上すれば累計額はちゃんと1年3ヶ月分になります。