解決済み
30代前半の男性。 これまでは全く別分野で働いていたのか、医療・介護関連の仕事をしてきたのか、それにもよってきます。 一先ず、医療・介護分野以外からという前提でお話ししますね。 現在(これから先当分の間)、腕のいい言語聴覚士(以下ST)は不足しております。 しっかりとした技術を身に着けたSTであれば、十分に食べていけます。 ですが、STの免許を取得してから3年間は我慢が必要です。 STの免許を取得すればSTとして認められるか。決してそんなことはありません。 世間一般にSTとして認められるには、学校を卒業後、少なくとも3年はバリバリやっている病院で「修行」しなければなりません。 現場で多くの症例に触れ、先輩に指導を受けて、しっかりと勉強して・・・・、それを3年くらいやって、初めて、「言語聴覚士」と言えます。 STができたときは、卒業したてのSTが1人で病院や介護施設に入っていましたが、それは、看護師等々他の医療職での経験があったからこそできたことです。 全くの未経験からそうした人もいますが、今はST全体のレベルや求められるものも高くなってきています。 病院での経験は必須と見ていいでしょう。 先ほど、「先輩に指導を受ける」というお話しをしましたが、病院であなたの「先輩」となるのは20代半ばか後半くらいの人です。 リハビリ職は体育会系というか、職人気質というか、先輩後輩の上下関係がはっきりしています。 今からSTを目指すのであれば、それに対して順応する必要があります。 そして、働く分野も限られます。 ウソを言っても仕方ないのではっきり言うと、働けるのは成人(高齢者)分野に限られます。 小児・障害分野で働くのは無理と考えていただいて差し支えありません。 ただし、成人分野であれば、少なくとも私たちが生きている間は、腕のいいSTが要らなくなる時代はやってきません。 むしろ、足りなくて困っているくらいです。 さて、随分と前置きが長くなりましたが、これを踏まえて、いただいた質問にお答えしていきましょうか。 1)現在のところ就職状況はいかがでしょうか? 腕のいいSTであれば、高齢者分野で就職先はいくらでもあります。 特に、現在、介護分野でSTが足りません。 介護分野における「腕のいいST」とは何か。 基本的な技術(病院で3年修行すれば身に着く技術)を身に着けていて、ST一人体制で勤務をすることができて、自分の専門性を活かして施設の他職種と協働して仕事ができる言語聴覚士。です。 そういうSTになることができれば、どこでも生きていけます。 2)2年制の学校の勉強はどのくらい大変なのでしょうか? 通常3~4年かけてみにつけることを2年で身に着けて、国試を受けます。 単純に考えて、4年生の2倍大変です。 3)実習が大変と聞きますが、何が、どの程度、大変なのでしょうか? 他の方が書かれているように、体力的にかなりハードです。 そして、正直にお話しすると、2年制の学校ではあまりいい実習先には行けません。 受け身ではなく、自分からしっかり身に着けていくことが重要です。 さて、長々と失礼しました。 少し厳しいことも書いてしまいましたが、現在、腕のいいSTは足りていません。 もし、あなたが腕のいいSTとなることができれば、確実に世の中で幸せな人が増えます。 あなたが夢を叶えることを陰ながら応援しております。
4人が参考になると回答しました
STの養成校に通っている最終学年です。 3年制の養成校のため、1)と3)だけ回答させて頂きます。 1)求人自体はまだまだ多いと思うので、条件を厳しくしなければ就職難になることはないと思います。ただ、「地元で小児が見たくて待遇が良くて…」と等、条件が多くなると地域によっては難しいかもしれません。 3)実習では実際に患者様に検査や訓練を行ったりします。また、レポートも提出しなければなりません。そのため、実習期間はとにかくやることが多かった記憶があります。徹夜まではなかったですが、翌日の訓練の準備やらレポートやらをやっていて、気付けば日付が変わっていたことはありました。また、実習先によって指導方法が異なりますので、バイザーと合わない場合は人間関係で苦労するかもしれません。 厳しいことばかりを書いてしまいましたが、STになろうという思いがあれば実習は乗り越えられると思います。是非STを目指して頑張って頂きたいです。
1人が参考になると回答しました
1)は、高齢者など成人を対象とするリハビリの場合はすぐ近くの病院にどうしても就職したいとかではなく、ある程度の範囲で探せば就職はできると思います。ただし、小児や聴覚障害を対象にしたリハビリの求人はかなり少ないです。 2)は二年の間にのべ4ヶ月近い実習を行いながら試験対策しなければならないのが大変です。国家試験の合格率が6から7割程度ですし。 3)は実習先によるので一概には言えませんが、実習生の睡眠時間がかなり少ない、時には徹夜をすることもあるようですね。
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