ISO9001について 8.2.3プロセスの監視及び測定 この規格要求事項を実現するために 「実効性のある運用…

Question

ISO9001について

8.2.3プロセスの監視及び測定
この規格要求事項を実現するために
「実効性のある運用」をぜひ参考にしたいんです。
貴社QMSでの運用をお聞かせ戴ければ幸甚です。特に内部監査プロセスやマネジメントレビュー自体の
監視・測定はどうされてますか？

Answer 1

「経営者の手腕、プロセスの妥当性、有効性をどうやって測定？」とのことですが、ISO9001規格にそのような要求事項はありません。そんなものがなくても、経営者の手腕が不味ければ会社は潰れますから、審査員風情に偉そうにあれこれ言われる謂われはありません。というか、そんな分をわきまえない失礼な審査員がいるのなら、さっさとクビに（忌避）すればいいだけのことです。

そもそも、マネジメントレビューとは、経営者の日々の活動そのものです。
部下からの報告を聞き、経営的立場から判断を下し、経営的指示を行う。これらの活動全てがマネジメントレビューです。けっして、半年あるいは1年に1回、セレモニーとして「マネジメントレビュー」と称する会議を開き、経営者を含む参加者全員がアクビをかみ殺して、愚にもつかない報告を聞き流すものではありません。
内部監査も同様です。
経営者が気がかりに思うこと、懸念すること。これらについて、経営者は、しかるべき人にその調査と報告を必要なときに（つまり、非定期的に）必ず行わせているはずです。これが内部監査であり、もしISO審査を受けるために内部監査をやっているとしたら、そんなムダなことは即座に廃止するべきです。
ちなみに、私の勤める会社（ISO9001/ISO14001認証取得）では、そういう儀式的なことは一切やっていません。やっているのは実務のみです。したがって、内部監査員などという人はいません。
ISOの文書、あるいはISOの記録と呼ばれるものもありません。かつてはありましたが、全部廃止しました。今あるのは、実務に必要な文書・記録だけです。

改めて、本質問に対して回答します。
「8.2.3プロセスの監視及び測定この規格要求事項を実現するために「実効性のある運用」をする」必要はどこにもありません。というか、考え方が逆です。
規格要求事項は、実務が実効性のある運用をされているかどうかを判定するためにあるものです。実務が適切であれば、結果として規格要求事項を満たしているわけであり、規格要求事項を満たすために何か特別なことをするという考え方は誤りです。
そして、そういう誤った考え方に沿って審査をするような愚かな認証機関は、さっさとお払い箱にして登録移転するべきです。

あなたは、現認証機関（あるいは担当の審査員）のバカバカしい要求が誤りであることを、すでに認識されています。そして、その認識は正しいです。
では、どうやってその正しい認識を貫けばいいのか、それにお悩みなのだと思います。
概ねそれについての回答をしたつもりですが、不足であれば次のサイトをご覧ください。きっと納得のいく答えが見つかるでしょう。（私の師匠のサイトです）
http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/iso.htm

Answer 2

ISO9001 は、どちらかというと、製造業を中心に考えられたような
内容が多いため、業務内容によっては、
それがあてはめにくい場合もあるかと思います。

業務の品質管理として、何らかの製造過程があるような業務だと、
大変あてはめやすくなるのですが、
製造業でない場合、既存の業務フローと、その管理のあり方を監査し、
常時、改善、向上を試みるような内容が該当していることが多いかとは思います。

問題点が発生したら、問題発生の根源を調査・確認をし、
それをどう改善すべきか検討し、そして実行する。
実行後、効果があったか確認し、効果がなければ、再度検討。

といったサイクルを繰り返す形です。

が、具体的に項目をあげようとすると、
部署によって、該当する部分が異なったりしますので、
全体的な概念を基本に、各部で何があてはまるのか？
をピックアップし、それらを目標に掲げて実施していることも多いかと思います。

Answer 3

こういう質問は、知恵袋にはなじまない。
・文字数の制限がある。
・社内プロセスを、このような場で晒す人が居るだろうか？

「自分の会社のプロセスの問題点を示して、それに対するコメントをもらう」と言う質問にすれば、回答が付きやすくなるだろうが、質問者が自分の会社のプロセスを公開するところに問題（守秘義務など）があるのでは？
社内で議論・研究するなり、密接な関連会社の意見を聞くなり、コンサルを雇うなどがまっとうな情報収集だと思う。