こんにちは。 当方、理学部のバイオ系の修士で、製薬企業で開発職をしています。 知り合いには食品メーカーの技術職をしている者もいます。 過去に質問者様と同じ悩みを抱えていたこともあり、回答させていただきます。 同じような悩みを持った者は周りにも多かったです。 また、私の場合、他大学と共同研究をしていたため他大学・大学院(旧帝農学部、上位地方国立大理学部、地方国立大理学部)の実情も知っています。 実体験、知り合いの体験なども豊富ですので、きっとお役に立てるかと思います。 厳しい話もありますが、事実をお伝えしますね。 バイオ系の学生が就職する場合、製薬企業や食品企業の開発職を目指す場合が多いと思います。 こういった職は化学系、薬学系、農学系(特に食品系)と競合することになります。 私の周りにいるバイオ系出身者を見る限りでは、特に分子生物学一辺倒の研究を行っている場合は技術職は難しいと思います。 製薬、食品ともに大手の技術職は難関ですし、かといって中小でもなれるかと言えばそうでもありません。 この分野への就職は専攻内容、実力、社会情勢、景気、相性などいろいろな条件によって左右されるので、運も重要な要素になるのではないでしょうか。 大学の就職課では、学生の就職先を公開していると思います。 一度、同じ専攻の先輩がどういった就職をしているのか確認したほうがいいですよ。 バイオ系の場合、「製薬会社や食品メーカーに就職」とあっても技術職になっているとは限りません。 製薬系、食品系の企業に就職しても開発とは無縁の仕事をしている場合も多々あります。 製薬の場合はMRになる方が多いですし、食品メーカーでも営業や現場作業員になった方も知っています。 バイオ系で技術職に就きたいのであれば、品質管理(製薬、食品問わず狙えます)が狙い目になると思います。 しかし、品質管理はテクニシャン的な仕事ということもあり、女性が有利、競合相手が多いなど一筋縄ではいかないのも事実です。 バイオ系は専攻とはまったく異なる仕事に就く方が非常に多いです。 専攻が就職に活かせないので、就職に苦労する場合も多いようです。 私の周りだと文系就職はもちろん、SE、銀行員、漁協、農協、事務系の地方公務員、教師(非常勤がとても多い)、塾講師などでした。 旧帝大の博士前期過程修了でも文系就職は多いので、いろいろと考えたほうがよいと思います。 特に技術職への就職を考えている場合、相当不利(実学出身ではない、競合相手が多い、実験忙しくてあまり就活できない)だと思ったほうがいいです。 また、誰もが知っている名門を出ても場合によっては仕事に就けなかった方もいましたので、あまり技術職にこだわらず仕事を探したほうがいいと思いますよ。 よい結果が出ることをを祈っています。
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