健康保険と国民保険の適用範囲につきまして。

Question

健康保険と国民保険の適用範囲につきまして。退職にあたり次の就職先が見つかるまでの間、健康保険を任意継続するか国民保険に切り替えるかで迷っています。任意継続の方が保険料が高くなります。健康保険任意継続と国民保険では保険の適用範囲は同じでしょうか？どちらかにメリットなどあるのでしょうか？ 宜しくお願いします。

Answer 1

そもそも昔は、健康保険の医療費の負担割合が１割負担の時代があり、任意継続制度を利用すると、２年間は１割負担のままでした。
その時代にできた制度が残っているだけですので、負担割合がともに３割負担となった現在では、保険料の金額以外に両者を比較するところはないものと思われます。

また、以前は任意継続被保険者にも「傷病手当金や出産手当金」などの休業給付があり、その点はメリットであったと思いますが、現在は廃止されていますので、給付面での差もほとんどありません。

扶養家族がいないのであれば、保険料額の安いほうを選択すれば良いと思います。

Answer 2

まず、質問者さんが誰かを健康保険の扶養に入れるなら任意継続のほうがいいです。
国民健康保険に扶養の概念はありませんから。

それぞれの給付の内容はほとんど変わりませんが、
国民健康保険の方が、ほんの僅か給付内容が少ないくらいです。下記の部分について国保が劣ります。

出産育児一時金、葬祭費は「法定任意給付」。(特別の事情がない限り給付されているとは思います。)
傷病手当金、その他の保険給付は「任意給付」。(条例等で決めるため、市町村によりバラツキはあるかも。)

上記以外の、通常の健康保険で給付されるものは全て対象になっていると思われますので、国保でもいいかもしれません。