試用期間で辞める時の法的義務はありますか？ 会社が「人手が足りない」「お店の状況が優先だから」などと適当な理由をつ…

Question

試用期間で辞める時の法的義務はありますか？

会社が「人手が足りない」「お店の状況が優先だから」などと適当な理由をつけて、面接での条件も守らないし、ころころ言い分を変え、私生活にまで干渉してきます。現在仕事を始めて二週間経ちました。

試用期間は３ヶ月間です。

会社に辞める旨を伝えたところ、退職届を出せだの、退職届けを出してから一ヶ月後に辞めろだの、都合のいい事ばかり要求してきます。

騙されたも同然なので、即日辞めたいです。

退職届けもだしたくありません。

会社の要求に法的義務はありますか？

Answer 1

会社の要求に法的義務はないものの、ここまでに就業規則の正しい開示が行われ、質問者さんが一度でも目を通した内容に「退職届を出して１か月」などの定めが確認されていれば、状況は質問者さんに有利とはいえないです。

が、入社早々いろいろと不満事項が噴出しているくらいですから、実際に事前開示の諸条件と違い、「騙されていた」ことが明らかでありそうで、これに証拠物件があれば労働基準法15条２項の「即時退職の権利」が保障されます。
http://web.thn.jp/roukann/roukihou0015jou.html

「都合のいい要求」ということでは、第三者としてはその内容を精査する必要があり、必ずしも上記の保障を享受できるかどうかは不透明で、即時退職の行動自体を「バックレ」とみなされてしまう怖れもあります。

「なるべく早く辞めることが本願」であるなら、下げたくない頭の一つも下げ、退職届を提出しもする「形ばかりの円満退職」出でも何でも、「辞めるが勝ち」に徹するのがむしろ得策です。抵抗は、本格的な争いへの前準備で行うものですから・・・