給料の手取りが増えない

Question

給料の手取りが増えない従業員を数人抱えている個人事業者です。
従業員の給料は毎年4月に昇給させています。ここ数年で額面では２０万→27万くらいになった従業員さんもいるのですが、申し訳ないことに社会保険料や税金が増えるばかりで手取りがほとんど変わっていません。手取りが変わらない分ボーナスでカバーしようするのですが、ボーナスを増やしてもトータルの年収が上がるために翌年の住民税がさらに増え・・・という悪循環です。

昇給以外に従業員さんの働きに報いてあげるいい方法はありますか？

Answer 1

このご時世、経営者の方のご苦労はさぞや、とご拝察申し上げます。

従業員さんは、確かに手取りが増えないとモチベーションはあがらないですよね？

そこで、知る事を少し。

①20万→27万でも手取り、増えませんか？20万なら社会保険料は健保・厚年計で28千円強ですが、27万だと36千円強、差は8千円、所得税は控除対象配偶者お一人の扶養として2100円→4200円。かなりの昇給だとは思いますよ。

②「昇給以外で」という事であれば、現物支給しかないと思いますよ。食事・通勤車両貸与・商品の従業員販売等でしょうが、もうされてるのでしょうね。

③労働分配率、ってご存知ですよね？粗利に占める人件費の割合です。業種によって異なりますが、40～60%くらいですよね？
経営者とされては、この範囲に収めつつじわじわと昇給されるのが、モチベーション維持の現実策かと思います。
ちなみに、現状、ご同業さんはどのあたりの値？って気になりませんか？ここで社名を出したらいけないでしょうから、NETで「BAST」って引いて見てください。その値が公表されてますので。ちなみに、私は無関係ですよ。

又、この分析値のもう一つの読み方は、分母、つまり粗利があがると人件費もあげられるんですよね。その当たりを従業員さんにしっかり教育なさると、「給与欲しさの営業活動」の展開と事業の向上が結構見込めると思います。

④後は、法人化のご予定はございませんか？そうした時、株式の一部を持たせる、役職に就ける、人によっては役員に登用する、或いは今からそれを約束する。或いは、これこれを達成したら法人化出来る、という目標設定と共有もいいでしょうね。それらもモチベーション向上にはいいと思いますよ。

以上取りとめもない事でしたが、ご参考となれば幸いです。

Answer 2

一般論ですが、下記のような形で生活補てんをすることが考えられます。

1.退職金制度
2.福利厚生（子弟教育奨学金、住宅補助、社宅制度、食費補助等）
3.表彰制度（賃金とは別扱いなので課税されません）